SAS TRIM

【SAS】TRIM関数は文字列の連結時に末尾のスペースを除去できる。

投稿日:2021年12月13日 更新日:

今回はTRIM関数について解説します。


/* trim */
data data1;
  Id1=1111; Char1="AA AA";
    output;
  Id1=2222; Char1=" BBBB";
    output;
  Id1=3333; Char1="CCCC ";
    output;
  Id1=4444; Char1="DD  DD";
    output;
run;



data data2; set data1;
  Char2 = trim(Char1)||"a";
run;


  • trimにより、文字列の連結時に末尾のスペースを削除できる。

/* trim無し */
data data1;
  Id1=1111; Char1="AA AA";
    output;
  Id1=2222; Char1=" BBBB";
    output;
  Id1=3333; Char1="CCCC ";
    output;
  Id1=4444; Char1="DD  DD";
    output;
run;



data data2; set data1;
  Char2 = Char1||"a";
run;

  • trimが無いと、文字列の連結時に末尾のスペースが除去されない。

/* trim(Char1) */
data data1;
  Id1=1111; Char1="AA AA";
    output;
  Id1=2222; Char1=" BBBB";
    output;
  Id1=3333; Char1="CCCC ";
    output;
  Id1=4444; Char1="DD  DD";
    output;
run;



data data2; set data1;
  Char2 = trim(Char1);
run;

  • SAS Studioでは出力するときに先頭と末尾のスペースは除く仕様(?)のためか、単独でtrimを使っても見かけ上変わらない。

-SAS, TRIM

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】ATTRIBによる形式変換とPUTによる形式変換の違いを解説

今回は、ATTRIBによる形式変換とPUTによる形式変換の違いを解説します。 結論:ATTRIBは入力項目が数値型、文字列型どちらにも対応できるが、    PUTは入力項目が数値型の時しか使えない。 …

【SAS】OUTPUTとDELETEの「明示的な使い方」「暗黙的な使い方」

今回はOUTPUTとDELETEにスポットを当てていきたいと思います。 /* output, delete無し */ data data1; Id1=1111; Char1=”AAAA”; outpu …

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その3~サブセットIF~

今回はサブセットIFについて解説していきたいと思います。 (参考:【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)) (参考:【S …

【SAS】マクロ変数の&&について解説

今回はマクロ変数の&&について解説していきます。 (参考:%PUT 【SAS】%PUTステートメントは文字列をログに出力する。その1 | ビジネスイッチ (how-to-busines …

【SAS】SUMMARYは集計に便利

今回はSUMMARYについて解説します。 /*正常形*/ data data1; 契約番号=”AAAAAA”; 会社コード=”02″; 請求金額=4999; output; 契約番号=”AAAAAA” …