今回は、成田悠輔氏の「高齢者は集団自決をした方が良い」という発言が炎上している件について考察していきたいと思います。
成田悠輔氏とは、日本の経済学者でイェール大学助教授です。
かねてより、過激な発言を行っており、今回は集団自決発言が炎上した感じです。
発言自体は、かなり前のもので、
アベプラで少子高齢化、過疎化が進む日本の未来について議論する回だったのですが、
その流れで、「唯一の解決策は高齢者の集団自決である」という旨の発言を行いました。(参考:https://youtu.be/Wgy7pS3-7sc)
それが最近になってニューヨークタイムズで取り上げられて、再燃に繋がりました。(参考:ひろゆき「比喩で言った話」成田悠輔の“高齢者は集団自決”発言を擁護も「豪快なごまかし」と冷ややかな声(女性自身) – Yahoo!ニュース)
背景としては確かに、生産性が低く、適応力も低い高齢者(もちろん全員ではありませんが)によって弊害(老害)が起こり得る状況も多々あり得ます。
- 高齢者が組織の重要なポジションに就いているため、既得権益が優先されやすいため、社会全体よりも高齢者に有利なように、ルールを決めやすい。
- 生産性の低い高齢者が組織の重要なポジションに就いているため、高い給料を組織が負担する構造になってしまう。
- 生産性の低い高齢者を年金で養うために、国の財源負担となる。
- 生産性の低い高齢者を医療で延命させるために、医療費を国が負担する。
といった状況が考えられます。
総じて言える事としては、若者をケアすることで、ケアした若者が何十年と働くことで、国が負担した金額以上に税金として回収できるので、積極的に若年層にお金を回すべきなのですが、
現実としては上記4つで挙げたように、税金として回収見込みが少ない高齢者をケアしているために、国から高齢者にお金が垂れ流されている状態です。
そういった諸々の背景があった中で、少子高齢化の手っ取り早い解決策として、集団自決発言があったと個人的に解釈してます。
アベプラ内で、成田氏は弁解(弁明?)を付け加えていて、
“物理的だけじゃなくて社会的切腹でも良い。社会的に身を引くのが大事。”
と高齢者が重要なポジションにいつまでも就いているのが問題で、
さらに若者もその状況が当然であると受け入れてしまっているのも、問題。
「消えるべき人には消えてほしい」といえる状況にするのが大事。
という旨の主張をしていました。
(要するに、比喩だと弁解した訳です。)
この集団自決発言に対し、各著名人も反応しました。
- ひろゆき氏(参考:ひろゆきさんはTwitterを使っています: 「NYTimes東京支局の日本人が書いた記事で成田先生が海外で炎上みたいな流れを見ると、朝日新聞が従軍慰安婦のデマ記事を書いて海外で広まったのもこういうマッチポンプな流れだったんだろうなぁ、、、と。 比喩で言った話が本気で言ったかのように伝言ゲームが始まってる状況。 https://t.co/uCKwsOmnBm」 / Twitter)
- 岡野タケシ弁護士(参考:https://youtube.com/shorts/JP2I8_EJaZw?feature=share)
擁護派も非難派もどちらもいる印象。
ところでこの発言、メンタリストDaiGo氏の”生活保護受給者、ホームレス差別発言”に似てると思いました。
- 生活保護受給者、ホームレス、高齢者いずれも社会的に弱者とされる立場
- どちらも命を絶つべきであるという主張
唯一異なる点といえば、メンタリストDaiGo氏は「命は平等ではない」「人は他人を処刑して、発展してきた歴史がある」という旨を付け加え、あくまで物理的な意図であることを主張していました。
対して成田氏は”社会的自決”という、自決は物理的な意図ではないという主張でした。
ちなみに成田氏もメンタリストDaiGo氏の炎上と自身の違いについて触れています。(参考:https://youtu.be/uAFFJ5gZsCo)