ATTRIB RENAME SAS

【SAS】ATTRIBとRENAMEを同時に使うときの注意点

投稿日:

今回はATTRIBとRENAMEを同時に使うときに注意するべきポイントについて解説していきます。

SAS日付となっているid1をddMONyyyy形式にして、id4とするケースを仮定します。

結論:ATTRIBはRENAMEの変更先にできないけど、代入先にはできる。


/* attrib_1 */
data data1;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
run;


data data2; set data1;
  attrib id4 format=date9. ;
  rename id1 = id4;
run;
  • ATTRIBをRENAMEの変更先にしてしまうとWARNINGとなる。
  • さらにid4は定義したはずのddMONyyyy形式になっていない。

/* attrib_2 */
data data1;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
run;


data data2; set data1;
  attrib id4 format=date9. ;
  id4 = id1;
run;

  • ATTRIBを代入先にすれば、正常に動く。
  • id4は定義したddMONyyyy形式になっている。

/* attrib_3 */
data data1;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
 id1="22229"; id2="22229"; id3="22229";
   output;
run;


data data2; set data1;
  attrib id4 format=date9. ;
  id4 = id1;
  drop id1;
  rename id4 = id1;
run;
  • ATTRIBを代入先にすれば、正常に動く。
  • id4は定義したddMONyyyy形式になっている。
  • もともとあったid1をddMONyyyy形式にする場合は、dropとrenameで実現できる。

-ATTRIB, RENAME, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】_NULL_は出力しないデータセット文を作るのに便利。

今回は_NULL_について解説します。 実は前回の記事で使用していた文法です。 【SAS】CALL SYMPUTは関数を用いてマクロ変数の代入ができる。 単元は分けた方が良いと思ったので、別記事として …

【SAS】ARRAYステートメントは配列を設定することができる。その2

今回はarrayステートメント(その2)について解説します。 以前、過去記事でarrayステートメントについて解説していました。⇒【SAS】ARRAYステートメントは配列を設定することができる。 | …

【SAS】SUBSTR関数は文字列から指定した文字数分切り取る。その2 再帰的使用

今回はSUBSTR関数の再帰的使用について解説していきます。 /* 再帰的 */ data data1; id1=”123456789″; output; run; data data2; set d …

【SAS】SAS Studio上でカラムの順番を変える方法

今回はSAS Studio上でカラムの順番を変える操作について解説します。 ちなみにカラムの出力順をプログラムで制御する方法は過去の記事で解説しています。(参考:【SAS】FORMATはカラムの出力順 …

【SAS】INPUTは日付表記をSAS日付に変換できる

今回はINPUT関数を使って日付表記をSAS日付に変換する方法について解説します。  /* “2022/01/04” */ data data1; a = “2022/01/04”; b = …