DATA SAS

【SAS】DATAステートメントは複数データセットを出力できる。

投稿日:

今回はDATAステートメントで複数データセットを出力する方法について解説します。


/* data2 data3_1 */
data data1 ;
  id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
    output;
  id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
    output;
  id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
    output;
run;


data data2 data3 ; set data1;
  if id1="1111" then output data2;
  else output data3;
run;

よくあるif文で出力先を分岐させる文法です。

/* data2 data3_2 */
data data1 ;
  id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
    output;
  id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
    output;
  id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
    output;
run;


data data2 data3 ; set data1;
run;

if文を使わなくても、dataステートメントに複数データセットを設定することができます。

この場合、設定した出力先全てに、同じ内容が出力されます。

当たり前なことなのですが、私は最近まで知りませんでした。(if文とセットで使うものだと思っていました。)

-DATA, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】||(!!)は文字列の連結ができる。【結合】

今回は||(!!)について解説します。 /* || */ data data1; Id1=1111; Char1=”AA AA”; output; Id1=2222; Char1=” BBBB”; o …

【SAS】YYMMDDの可能性を考える(表示できる日付形式はどこまでなのか)区切り文字の解説も

今回はYYMMDDにフォーカスして解説します。 前回、PUT+DATE,YYMMDDにより、SAS日付値を日付形式に変換表示する方法を解説しました。 【SAS】PUT+DATE,YYMMDDはSAS日 …

【SAS】PUTN関数は数値に対して出力形式を指定して変換する。

今回はPUTN関数について解説します。 /* putn_point. */ proc format; value point 1-50=’Low’ 51-100=’High’; run; data d …

【SAS】SASで良く使うテクニック。その6 「名前ボックス」~指定したセルに飛びたい時~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、指定したセルに飛びたい時は「名前ボックス」が役に立つ理由を解説していきます。 以前の記事で「Ctrl+R」や「Ctrl+D」を用いた例を紹介してきました。 …

【SAS】足し算。その3(SUM関数を用いた計算)【of】

今回はSUM関数を用いた足し算で、ofを使った計算について解説します。  (前回はSUM関数を用いた足し算について解説しました。⇒【SAS】足し算。その2(SUM関数を用いた計算) | ビジ …