LIBNAME SAS

【SAS】LIBNAMEはディレクトリパスをライブラリに割り当てる

投稿日:2021年11月14日 更新日:

今回はLIBNAMEについて解説します。

ちなみにSAS Base Programmingでは、LIBNAMEができないと前半の記述問題が解けません。(データセットが与えられるので、割り当てられないとデータセットが見えないからです。)

SAS Base Programming 試験の流れを知りたい方は以下の記事を読んでください。


libname cert "/home/xxxxxxxxxx/cert/input";
  • libnameによって”/home/xxxxxxxxxx/cert/input”をcertライブラリに割り当てる。

libname cert "/home/xxxxxxxxxx/cert/input";

data cert.data1;
  id1=1111;
run;

  • libnameによって”/home/xxxxxxxxxx/cert/input”をcertライブラリに割り当てる。
  • cert.data1として出力できる。

libname cert "/home/xxxxxxxxxx/cert/input";

data data2; set cert.data1;
run;

  • libnameによって”/home/xxxxxxxxxx/cert/input”をcertライブラリに割り当てる。
  • cert.data1として入力データセットとしている。

libname cert "/home/xxxxxxxxxx/cert/input";
libname cert clear;

  • libnameによって”/home/xxxxxxxxxx/cert/input”をcertライブラリに割り当てる。
  • clearによって割り当てたcertを解除できる。

libname cert "/home/xxxxxxxxxx/cert/input";

data cert.data1;
  id1=1111;
run;

data data2; set cert.data1;
run;

libname cert clear;

data data3; set cert.data1;
run;

  • libnameによって”/home/xxxxxxxxxx/cert/input”をcertライブラリに割り当てる。
  • 割り当てている間は、cert.data1として出力できる。
  • 割り当てている間は、cert.data1として入力データセットとしている。
  • clearによって割り当てたcertを解除できる。
  • 割り当てを解除すると、cert.data1として入力データセットにできない。

%let library = cert;
libname cert "/home/xxxxxxxxxx/cert/input";

data  &library..data1;
  id1=1111;
run;

  • libnameによって”/home/xxxxxxxxxx/cert/input”をcertライブラリに割り当てる。
  • 割り当てている間は、cert.data1として出力できる。
  • ライブラリ名をマクロ変数にしても展開できる。

-LIBNAME, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】TIME関数はSAS時間値を取得する。

今回はTIME関数について解説します。 /* time_1 */ data data1; Id1 = time(); run; time()により、SAS時間値を取得する。 /* time_2 */ …

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その3~サブセットIF~

今回はサブセットIFについて解説していきたいと思います。 (参考:【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)) (参考:【S …

【SAS】_NULL_は出力しないデータセット文を作るのに便利。

今回は_NULL_について解説します。 実は前回の記事で使用していた文法です。 【SAS】CALL SYMPUTは関数を用いてマクロ変数の代入ができる。 単元は分けた方が良いと思ったので、別記事として …

【SAS】OPTIONS NOMPRINT NOSOURCEはログに出力されるソースコードを非表示にできる。

今回はOPTIONS NOMPRINT NOSOURCEについて解説します。 /*nomprint nosource_1 */ options nomprint nosource; data data …

【SAS】SASで良く使うテクニック。その4 「参照元のトレース」~データセットの差分がある箇所を探すのに便利~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、データセットの差分がある箇所を探すときは「参照元のトレース」が役に立つ理由を解説していきます。 (参考:【SAS】SASで良く使うテクニック。その1 Ex …