%eval %IF %PUT SAS

【SAS】%PUTステートメントは文字列をログに出力する。その2

投稿日:2021年12月10日 更新日:

今回も%PUTについて解説します。

以下の記事では、%putにより、文字列をログに表示できるという内容でした。


/* 1+1 */
%put 1+1;

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • 計算式は計算されずにそのまま表示されてしまう。

/* %eval(1+1) */
%put %eval(1+1);

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • %evalにより、計算式を計算して出力できる。

/* re_num; 1+1; */
%macro re_num;
  1+1;
%mend;

%put %re_num;

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • マクロはデータステップの実行だけでなく、戻り値を返すこともできる。
  • %putはマクロから返された戻り値を出力している。
  • 1+1は計算されずにそのまま表示されてしまう。

/* re_num; %eval(1+1); */
%macro re_num;
  %eval(1+1);
%mend;

%put %re_num;

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • マクロはデータステップの実行だけでなく、戻り値を返すこともできる。
  • %putはマクロから返された戻り値を出力している。
  • %eval()により、計算式を計算して出力できる。

/* re_num %eval(%re_num) */
%macro re_num;
  1+1;
%mend;

%put %eval(%re_num);

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • マクロはデータステップの実行だけでなく、戻り値を返すこともできる。
  • %putはマクロから返された戻り値を出力している。
  • %eval()により、計算式を計算して出力できる。
  • %eval()の引数内でマクロ呼び出しをしてもエラーとなる。

/* %re_num(1) */
%macro re_num(m);
  %if &m.=1 %then "一致した";
  %else &m.;
%mend;

%put %re_num(1);

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • マクロはデータステップの実行だけでなく、戻り値を返すこともできる。
  • %putはマクロから返された戻り値を出力している。
  • 引数を渡したマクロ呼び出しをしている。
  • %ifにより、戻り値が分岐している。

/* %re_num(2) */
%macro re_num(m);
  %if &m.=1 %then "一致した";
  %else &m.;
%mend;

%put %re_num(2);

  • %putにより文字列をログに表示する。
  • マクロはデータステップの実行だけでなく、戻り値を返すこともできる。
  • %putはマクロから返された戻り値を出力している。
  • 引数を渡したマクロ呼び出しをしている。
  • %ifにより、戻り値が分岐している。

-%eval, %IF, %PUT, SAS

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