SAS SUBSTR

【SAS】SUBSTR関数は文字列から指定した文字数分切り取る。

投稿日:2022年4月25日 更新日:

今回はSUBSTR関数について解説します。


/* 正常形 */
data data1;
  id1="123456789";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 1, 5);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。

/* あいうえおかきくけこ */
data data1;
  id1="あいうえおかきくけこ";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 1, 5);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • 日本語だと表示がおかしくなる。

/* 0, 5 */
data data1;
  id1="123456789";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 0, 5);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • 第2引数に0を設定すると正しく処理されない。

/* 12, 17 */
data data1;
  id1="123456789";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 12, 17);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • 第2引数に最大文字数より大きな値を入れると、id2は欠損値になる。

/* 1, 12 */
data data1;
  id1="123456789";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 1, 12);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • 第3引数が最大文字数より大きくても正しく処理される。

/* 123456789 */
data data1;
  id1=123456789;
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 1, 5);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • id1が数値型だと正しく処理されない。

/* "1", "5" */
data data1;
  id1="123456789";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, "1", "5");	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • 第2引数、第3引数が文字型でも正しく表示される。

/* 1.1, 5 */
data data1;
  id1="123456789";
    output;
run;


data data2; set data1;
  id2 = substr(id1, 1.1, 5);	
run;

  • substr関数は設定した字数分の文字列を切り取る。substr(カラム, 開始位置, 文字数)
  • 開始位置は1スタート。
  • 第2引数が1.1でも処理は通る。(1~5を取る。)

-SAS, SUBSTR

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SUBSTR関数を使って右から文字列を切り取る方法について解説【LENGTHN】

今回はSUBSTR関数を使って右から文字列を切り取る方法について解説します。 (参考:【SAS】SUBSTR関数は文字列から指定した文字数分切り取る。 | ビジネスイッチ (how-to-busine …

【SAS】COALESCEはNULLを数字に置き換える

今回はCOALESCEについて解説します。 /*coalesce 正常形*/ data data1; id=”A”; chiku=1111; output; id=”B”; chiku=2222; o …

【SAS】SQLにおける複数テーブルの結合 その2【INNER JOIN】

今回も複数テーブルの結合について解説します。 前回の記事、【SAS】SQLにおける複数テーブルの結合 その1【UNION ALL】 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)の続き …

【SAS】ABORTは実行を強制終了させる

今回はABORTについて解説します。 /*abort*/ data data1; id=”A”; chiku=”SHINJUKU”; output; id=”B”; chiku=”ICHIGAYA”; …

【SAS】&SYSUSERID.はログインIDを取得する自動マクロ変数

今回は&SYSUSERID.について解説します。 /* &sysuserid. */ %put &sysuserid.; &sysuserid.はログインIDを自動マク …