SAS SQL SUM 要約関数

【SAS】SUMは足し算をする。その2【要約関数】【SQL】

投稿日:2022年2月13日 更新日:

今回もSQLのSUM(要約関数)について解説します。

過去記事でも、SQLのSUM関数について取り上げました。【SAS】SUMは足し算をする。その1【SQL】 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)


/* SUM_1 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;


proc sql;
  create table data2 AS
  select SUM(Id1)
  from data1
quit;

  • SUM(Id1)により、Id1の合計が出力される。(要約関数)

/* SUM_2 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;


proc sql;
  create table data2 AS
  select SUM(Id1)
  from data1
  group by Id1;
quit;

  • SUM(Id1)により、Id1の合計が出力される。(要約関数)
  • group byにより、Id1ごとにSUM(Id1)が計算される。

/* SUM_3 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=1111; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=2222; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
  Id1=2222; Id2=4444; Id3=4444;
    output;
run;


proc sql;
  create table data2 AS
  select SUM(Id3) AS 合計数量
  from data1
  group by Id1;
quit;

  • SUM(Id3)により、Id3の合計が出力される。(要約関数)
  • group byにより、Id1ごとにSUM(Id3)が計算される。

/* SUM_4 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;


proc sql;
  create table data2 AS
  select *,SUM(Id1)
  from data1
quit;

  • SUM(Id1)により、Id1の合計が出力される。(要約関数)
  • 元のデータに要約関数の結果がマージされる。

-SAS, SQL, SUM, 要約関数

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