%LET %SYSFUNC SAS

【SAS】%SYSFUNC関数はデータステップの外でも関数を使えるようにする。その2(%LETステートメント中の挙動)

投稿日:2022年2月14日 更新日:

今回は%SYSFUNC関数について、%LETステートメント中の挙動に着目して解説します。


/* substr */
%let a = substr(123456789, 2, 4);

data data1;
  Id1=&a.;
  output;
run;

  • substrにより、2345を切り取ろうとしている。
  • データステップの外でsubstr関数を使うと動きがおかしい。(?)

/* %sysfunc_substr */
%let a = %sysfunc(substr(123456789, 2, 4));

data data1;
  Id1=&a.;
  output;
run;

  • substrにより、2345を切り取る。
  • %sysfuncにより、関数をデータステップの外で使える。⇒substrの動きが正常になった。

/* %sysfunc_date() */
%let a = %sysfunc(date(),yymmddn8.);

data data1;
  Id1=&a.;
  output;
run;

  • %sysfuncにより、関数をデータステップの外で使える。
  • %sysfuncはSAS日付値⇒日付形式への変換の役割も兼ねている(?)

/* put */
%let a = put(date(),yymmddn8.);

data data1;
  Id1=&a.;
  output;
run;

  • putにより、date()をyymmddn8.形式にする。
  • データステップの外でもput関数が使えている(?)

-%LET, %SYSFUNC, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】ODS PDFは結果内容をPDFファイルとして出力する

今回はPDFについて解説します。 /* pdf */ data data1; Id1=1111; Char1=”AAAA”; output; Id1=2222; Char1=”BBBB”; outpu …

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1

今回はSASのif文について解説していきたいと思います。 【IF文の関連記事】 (明示的、暗黙的OUTPUT:【SAS】OUTPUTとDELETEの「明示的な使い方」「暗黙的な使い方」 | ビジネスイ …

【SAS】計算で求められた変数に対するIFとWHEREの振舞いの違い【SAS Base Programming対策1】

/* where id3 */ data data1; id1=1111; id2=1111; id3=1111; output; id1=2222; id2=2222; id3=2222; outp …

【SAS】LABELオプションは変数名ではなく、ラベル名を出力する。【PRINTプロシージャ】【SAS Base Programming対策2】

今回はLABELオプションについて解説します。 SAS Base Programmingの四択問題でも出されそうな感じです。 /* label */ data data1; attrib Id1 le …

【SAS】INDEXC関数は文字列から特定の文字を探して位置を返す。

今回はINDEXC関数について解説します。 data data1; Id1=”1111″; Id2=”1111″; Id3=”1111″; output; Id1=”2111″; Id2=”2111″ …