SAS VERIFY

【SAS】VERIFYは引数の文字を含まない最初の位置を返す

投稿日:2021年10月14日 更新日:

今回はVERIFYについて解説します。


/*正常形*/
data data1;
  Id1="AAAA";
    output;
  Id1="ABAB";
    output;
  Id1="ABCD";
    output;
  Id1="A000";
    output;
  Id1="000A";
    output;
run;


data data2; set data1;

  Id2 = verify(Id1,"ABC");
  
run;

  • verifyはid1で「A」「B」「C」の文字を含まない最初の位置を返す。
  • 「ABC」ではなく、「A」「B」「C」で検索。
  • 全て含む場合は0が入る。

/*ひらがな1*/
data data1;
  Id1="ああああ";
    output;
  Id1="ABAB";
    output;
  Id1="ABCD";
    output;
  Id1="A000";
    output;
  Id1="000A";
    output;
run;


data data2; set data1;

  Id2 = verify(Id1,"ABC");
  
run;

  • verifyはid1で「A」「B」「C」の文字を含まない最初の位置を返す。
  • 「ABC」ではなく、「A」「B」「C」で検索。
  • 全て含む場合は0が入る。
  • verifyは日本語非対応のためか数値がおかしくなることがある。

/*ひらがな2*/
data data1;
  Id1="ああああ";
    output;
  Id1="ABAB";
    output;
  Id1="ABCD";
    output;
  Id1="A000";
    output;
  Id1="000A";
    output;
run;


data data2; set data1;

  Id2 = verify(Id1,"ああああ");
  
run;

  • verifyはid1で「あ」の文字を含まない最初の位置を返す。
  • 全て含む場合は0が入る。
  • verifyは日本語非対応のためか数値がおかしくなることがある。

/*ひらがな3*/
data data1;
  Id1="AAAA";
    output;
  Id1="ABAB";
    output;
  Id1="ABCD";
    output;
  Id1="A000";
    output;
  Id1="000A";
    output;
run;


data data2; set data1;

  Id2 = verify(Id1,"ああああ");
  
run;
  • verifyはid1で「あ」の文字を含まない最初の位置を返す。
  • 全て含む場合は0が入る。
  • verifyは日本語非対応のためか数値がおかしくなることがある。

/*ひらがな4*/
data data1;
  Id1="あAあA";
    output;
  Id1="ABAB";
    output;
  Id1="ABCD";
    output;
  Id1="A000";
    output;
  Id1="000A";
    output;
run;


data data2; set data1;

  Id2 = verify(Id1,"A");
  
run;

  • verifyはid1で「A」の文字を含まない最初の位置を返す。
  • 全て含む場合は0が入る。
  • verifyは日本語非対応のためか数値がおかしくなることがある。

/*ひらがな5*/
data data1;
  Id1="あAあA";
    output;
  Id1="ABAB";
    output;
  Id1="ABCD";
    output;
  Id1="A000";
    output;
  Id1="000A";
    output;
run;


data data2; set data1;

  Id2 = verify(Id1,"ああああ");
  
run;

  • verifyはid1で「あ」の文字を含まない最初の位置を返す。
  • 全て含む場合は0が入る。
  • verifyは日本語非対応のためか数値がおかしくなることがある。

-SAS, VERIFY

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】%PUTステートメントは文字列をログに出力する。その2

今回も%PUTについて解説します。 以下の記事では、%putにより、文字列をログに表示できるという内容でした。 【SAS】%PUTステートメントは文字列をログに出力する。その1 /* 1+1 */ % …

【SAS】SAS日時値をyyyymmddhhmmss形式にする。【PUT】【DATETIME】【DATEPART】【TOD】

今回はdatetime関数を使って、SAS日時値を取得した後、yyyymmddhhmmss形式に加工する方法を解説していきます。 (参考PUT:【SAS】PUTはSAS日付値をフォーマットを変換して表 …

【SAS】INPUTステートメントは再帰的に型変換ができない。

今回はINPUTステートメントの再帰的な型変換について解説します。 (なお、通常のINPUT型変換の使い方は以下の記事で解説しています。⇒【SAS】INPUTは文字型を数値型に変換する) /*再帰的型 …

【SAS】DATASETSプロシージャを使ってデータセットを削除する。【DELETE】

今回はDATASETSプロシージャを使ってデータセットを削除する方法について解説します。  /* delete; */ data data1; id1=”1111″; id2=”1111″; …

【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その5 =を使うと数を渡す引数,数を受け取る引数を指定できる。【%MEND】

今回はマクロ引数に「=」を用いる方法について解説していきたいと思います。(事前に読んでおきたい記事:【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その3 マクロには引数を設定できる。【%MEN …