フリーランスで初案件を取りに行くというときに、私が実際にエージェントと面談したときの話に乗せて、面談の流れを解説していきたいと思います。
会社を退職後でも、退職前でも共通した内容となっていますので、読んで参考にしてもらえればと思います。
- 退職してこれからフリーランスになるという人
- 会社に在籍中でフリーランスになるか迷っている人
どちらも面談を受けることはできるので、
とりあえず面談を受けてみて判断するというのも良いと思います。
- そもそも、なぜフリーランスになるのか
- フリーランスになる具体的な方法
- スムーズに進めるための準備
を解説していきます。
目次
結論
スキルセットを準備して、面談で希望を伝えて案件を取る。
なぜフリーランスになるのか?
SNSやYoutube等でフリーランスになることが一種のトレンドになっています。
そもそもなぜ、フリーランスが流行っているのでしょうか?
- 実働時間をコントロールできる。
- 人間関係をコントロールできる。
- 副業できる。
- 経理上の自由度が上がる。
- 収入が上がりやすい。
フリーランスには、だいたいこのような特徴があり、魅力的だとされています。
フリーランスの特徴を掘り下げて知りたい人は以下の記事を読んでみてください。
さらに会社員とフリーランスの違いについて知りたい人は以下の記事を読んでみてください。
フリーランスになること自体は非常に簡単
流石に未経験で「フリーランスになる!!!!」
というのは無茶ですが、
IT企業に入ってだいたい1年以上なら、案件は獲得できるようになります。
もちろん早い人で1年という感じです。
なので、エージェントによっては2~3年以上の経験がないと無理と言われることもあります。
ちなみに、1年くらいだと体感的に30万円後半~40万円前後が上限の目安だと思います。
50代以上など高い年齢層だと案件を取るのが難しくなります。
企業の募集要項を見ても「未経験なら35歳まで」
みたいな求人があります。
なぜなら、企業は長期的な参画を期待するからです。
フリーランス相手でもこの点は同じです。
例えば、新しい人材を引っ張って来るのも労力が掛かります。
→再教育や面接など
これらに加えて、あまり高い年齢層だと扱いにくくなります。
→現場で自分が教える側だとしても、年上にあまり強く言えないと思います。
最後に新しい現場だと、覚えることが多くなりますが、
能力的な所で年齢的に覚えにくい、体力的にも勉強に使えるリソースがそんなに多くないなども懸念材料になります。
以上の理由から、ITエンジニアを1年あるいは2~3年以上経験している20代~40代くらいまでは案件を取ることは可能です。
具体的な流れ
ここからは案件を獲得するまでの流れを解説していきます。
※会社や状況によっては、工程はこの限りではありません。
スキルシートを準備する
エンジニアで案件を取るための面談では、スキルシートと呼ばれるものを使います。
どういったスキルをどのくらい扱えるのか表形式で完結に記載したもの。
もっと掘り下げると、
- Javaを2年やっていました。
- VBAで○○ステップ程度のコーディングを書いたことがあります。
- 結合テストをやっていました。
といった項目を帳票みたいなフォーマットに記入していきます。
フォーマットはググれば幾つか出てくると思います。
フリーランスに限ったことではありませんが、エンジニアの現場に入るための面談では、
- 志望動機、自己PR、長所短所→あまり聞かれません
- 扱える言語、扱えるツール、年数、資格→めっちゃ聞かれます
履歴書みたいな文章がウダウダ書いてあるものよりも、
表形式で何のスキルを何年使ったのか、何ができるのか、簡潔に書いてあるほうが好まれます。
申込フォームから送る
各エージェントサイト内に申込フォームがあると思うので、必要な情報を入力して送信します。
- 良くある項目・・・住所等の個人情報、希望単価…etc
申込フォーム上でスキルセットを添付できる場合は、添付して一緒に送ります。
エージェントと面談をする
エージェントからメール、電話等で連絡が来ます。
↓
面談希望日を伝える。
↓
エージェントと面談する。
エージェントとの面談では以下のようなことを聞かれます。
- 保有資格(例:基本情報処理技術者)
- 職歴(例:IT企業に3年間勤務)
- 前の会社で行っていた作業形態(例:客先常駐、社内開発)
- 前の会社で行っていた案件ジャンル(例:公共系)
- 前の会社で行っていた案件内の役割、工程(例:VBAでツールのコーデイング)
- これまでに使用した言語(例:VBA、Java)
- これまでに使用したツール(例:サクラエディタ、Excel)
- 希望する作業形態(例:客先常駐、社内開発、出張多数)
- 希望する案件ジャンル(例:公共系)
- 希望する役割、工程(例:VBAでツールのコーデイング)
- 希望する言語(例:VBA)
- 希望単価幅(例:40万円~60万円)
- 最寄り駅(例:○○駅)
- 希望の通勤時間、地域(例:電車で1時間以内、乗り換えは1回まで)
- NG企業(例:〇〇株式会社)
- 希望時間帯(例:9時~18時)
- 希望の曜日(例:平日)
- 希望の稼働開始日(例:〇月〇日~参画可能)
等々、細かく聞かれますが、
面談・面接というより案件を取るための作戦会議に近いです。
特別気張る必要は無いですが、ここのすり合わせができてないと後々後悔するので、
余すところなく伝えた方が良いです。
ちなみに面談をしたエージェントが基本的に自分の担当となります。
現場の面談をする
エージェントからマッチした案件の連絡が来る。
↓
希望面談日を伝える
↓
現場の面談をする。
案件獲得のための面談を受けます。
基本的にプロパー(元請け会社の人)が面談をします。
担当のエージェントが付き添いで来ることもあれば、セキュリティ上来ないこともあります。
現場によって面談の形式が変わります。
例1:自分+担当エージェント+相手2人
例2:自分+相手2人
あるいは集団面接みたいな形式(参画候補者が複数人)で行うこともあります。
主にスキルシートの内容に沿って面談をしていきます。
顔合わせをする
参画が決まった後、現場入りする前に一度エンドユーザーと顔合わせをすることがあります。
SESは多重の下請け構造になっていて、何次請けでもプロジェクトメンバーが加わるということはシステム開発を依頼したエンドユーザーがお金を支払うことになります。
変な人とか連れてくると困るので、
「こういう人が参画します。よろしくお願いします。」みたいな挨拶をします。
現場によっては省略されることもあります。
入場手続きをする
参画に伴う手続きを進めていきます。
- 誓約書
- 業務委託基本契約書
- セキュリティカード用写真
- 貸与物預かり証
などの準備をします。
現場入りをする
現場に入って作業をします。
頑張ってください。
まとめ
スキルセットを準備して、面談で希望を伝えて案件を取る。
会社を退職するための準備について以下の記事で詳しく解説しています。