DROP SAS

【SAS】DROPオプションの位置による処理の違い

投稿日:2022年1月12日 更新日:

今回はDROPオプションの付き方によって、結果が異なるケースを解説します。

(対比:KEEP 【SAS】KEEPはカラムの選択に使える。 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)


/* drop_1 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; Id4=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333; Id4=3333;
    output;
run;

data data2; set data1(drop=Id2 Id3);
  Id5 = Id1 + Id2 + Id3 + Id4;
run;

  • setステートメントに付けると足し算の前にId2、Id3が削除される。
  • Id5 = Id1 + Id2 + Id3 + Id4により、Id2、Id3は出力される。

/* drop_2 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; Id4=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333; Id4=3333;
    output;
run;

data data2(drop=Id2 Id3); set data1;
  Id5 = Id1 + Id2 + Id3 + Id4;
run;

  • dataステートメントに付けると足し算の後にId2、Id3が削除される。
  • Id5はId2、Id3の値も含む。

-DROP, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】%SYSFUNC関数はデータステップの外でも関数を使えるようにする。

今回は%SYSFUNC関数について解説します。 /* sysfunc_1 */ %put %sysfunc(substr(123456789, 2, 4)); %sysfuncにより、関数をデータステ …

【SAS】ATTRIBによる形式変換とPUTによる形式変換の違いを解説

今回は、ATTRIBによる形式変換とPUTによる形式変換の違いを解説します。 結論:ATTRIBは入力項目が数値型、文字列型どちらにも対応できるが、    PUTは入力項目が数値型の時しか使えない。 …

【SAS】SAS日時値からSAS日付値に変換する方法【DATEPART】【DATETIME】【DATE】

今回はDATETIMEでSAS日時値を取得した後、SAS日付値に変換する方法について解説していきます。 (つまり、DATETIMEの値からDATEの値に変換する) (DATETIME:【SAS】DAT …

【SAS】INPUTは文字型を数値型に変換する

今回はINPUTについて解説します。 /*8桁*/ data work.a; a = input(“20061228”, 8.); run; 文字型⇒数値型への変換はinputを使う。文字型&#822 …

【SAS】SQLプロシージャはSQLを実行できる。

今回はSQLプロシージャについて解説します。 /* sql_1 */ data data1; Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; output; Id1=2222; Id2=2 …