PUTN SAS

【SAS】PUTN関数は数値に対して出力形式を指定して変換する。

投稿日:2022年2月19日 更新日:

今回はPUTN関数について解説します。


/* putn_point. */
proc format;
 value point 1-50='Low'
             51-100='High';
run;

data data1;
 Id1=putn(1,point.);
run;

  • formatプロシージャにより1 – 50 = ‘Low’、51 – 100 = ‘High’とする「point」というルールを設定する。
  • putnにより1をpoint.のルールに書き換える。
  • putnではpoint.はエラーとなる。

/* putn_"point." */
proc format;
 value point 1-50='Low'
             51-100='High';
run;

data data1;
 Id1=putn(1,"point.");
run;

  • formatプロシージャにより1 – 50 = ‘Low’、51 – 100 = ‘High’とする「point」というルールを設定する。
  • putnにより1をpoint.のルールに書き換える。
  • putnでは”point.”は正常に動く。

/* putn_point */
proc format;
 value point 1-50='Low'
             51-100='High';
run;

data data1;
 Id1=putn(1,point);
run;

  • formatプロシージャにより1 – 50 = ‘Low’、51 – 100 = ‘High’とする「point」というルールを設定する。
  • putnにより1をpointのルールに書き換える。
  • putnではpointは変数として認識されている(?)。

/* putn_"point" */
proc format;
 value point 1-50='Low'
             51-100='High';
run;

data data1;
 Id1=putn(1,"point");
run;

  • formatプロシージャにより1 – 50 = ‘Low’、51 – 100 = ‘High’とする「point」というルールを設定する。
  • putnにより1をpointのルールに書き換える。
  • putnでは”point”は正常に動く。

/* putn_Id1 */
proc format;
 value point 1-50='Low'
             51-100='High';
run;

data data1;
  Id1="point";
    output;
run;

data data2; set data1;
 Id2=putn(1,Id1);
run;

  • formatプロシージャにより1 – 50 = ‘Low’、51 – 100 = ‘High’とする「point」というルールを設定する。
  • putnにより1をpointのルールに書き換える。
  • putnではId1 = “point”でも正常に動く。

/* putn_Id1,Id2 */
proc format;
 value point 1-50='Low'
             51-100='High';
run;

data data1;
  Id1=1; Id2="point";
    output;
run;

data data2; set data1;
 Id3=putn(Id1,Id2);
run;

  • formatプロシージャにより1 – 50 = ‘Low’、51 – 100 = ‘High’とする「point」というルールを設定する。
  • putnにより1をpointのルールに書き換える。
  • putnではId1 =1, Id2 = “point”でも正常に動く。

-PUTN, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SAS日時値をyyyymmddhhmmss形式にする。【PUT】【DATETIME】【DATEPART】【TOD】

今回はdatetime関数を使って、SAS日時値を取得した後、yyyymmddhhmmss形式に加工する方法を解説していきます。 (参考PUT:【SAS】PUTはSAS日付値をフォーマットを変換して表 …

【SAS】TRANSTRN関数は指定した文字を別の文字に変換する。その2 再帰的使用

今回はTRANSTRN関数の再帰的使用について解説していきます。 (参考:【SAS】TRANSTRN関数は指定した文字を別の文字に変換する。 | ビジネスイッチ (how-to-business.co …

【SAS】「NOTE: PROC SQLはNOEXECオプションを設定し、ステートメントの構文をチェックします。」の対処法

今回はSQLプロシージャを実行した際に、NOEXECオプションを使用していないにも関わらず、 勝手にNOEXECオプションが有効になってしまう場合の対処法について解説します。 結論:構文エラーを正す。 …

【SAS】TITLEステートメントは「結果」にタイトルを付けられる

今回はTITLEステートメントについて解説します。 data data1; 番号=”AAAAAA”; コード=”02″; 金額=1999; output; 番号=”AAAAAA”; コード=”05″; …

WORKライブラリをLIBNAMEで自動的に割り当てる方法を考察【PATHNAME】【%SYSFUNC】

今回はWORKライブラリをLIBNAMEで自動的に割り当てる方法を考察していきたいと思います。 workライブラリはlibnameを使ってlib_1のようにライブラリ名を割り当てる事ができます。 /* …