前回の記事で触れた秀岳館高校サッカー部暴行事件ですが、進展がありました。(前回の記事:秀岳館高校サッカー部の暴行炎上を考察~これまでの流れを総まとめ~ | ビジネスイッチ (how-to-business.com))
秀岳館高校で保護者説明会が開かれ、段原一詞監督が土下座をしたというのです。
その際、謝罪動画は監督が撮影させたことが明らかとなりました。(謝罪動画:滝沢ガレソ🐯さんはTwitterを使っています: 「【続報】秀岳館暴行事件、なぜか殴られた生徒&動画を拡散した生徒らが謝罪動画を公開 地獄すぎると話題に サッカー部主将「お騒がせして申し訳ない」 殴られた生徒「自分がコーチを馬鹿にする発言をしたのが悪かった」 撮影した生徒「感情的になり動画をupし、事実と異なることを広めて申し訳ない」 https://t.co/FqfbwbLkyd」 / Twitter)
スッキリの番組で加藤さんの「SNSにアップしなきゃ良かったとなるのは違う」という意見に対し、
段原監督は「同感でございます」と答えていた訳ですが、
サッカー部の謝罪動画を段原監督が撮影させていたとなれば、スッキリでの発言は嘘だったということになります。
都合の悪い発言を弾圧する「言論統制」という言葉がありますが、
都合の良いように発言を強要している「言論強要」だと思います。
おそらく、謝罪動画をアップして「報道されていることは事実と異なっていました。終わり」
で逃げ切ろうとしていたのかも知れませんが、余計に炎上する結果となりました。
もしかしたら撮影を指示する音声も存在すれば、リークされる可能性もあります。
ネットで炎上した際は、中途半端な間違った対応をしてしまうと、余計炎上に繋がってしまいます。
こういう時は、とにかく黙るのが定石です。
秀岳館高校で5/10にSNS講習会が行われるという情報がありますが、(参考:サッカー部暴力問題の秀岳館、監督が動画拡散した部員への“暴言”認める「完全な被害者俺だけ」 – サッカー : 日刊スポーツ (nikkansports.com))
もしかしたら、この講習も炎上を招くことになるかも知れません。
学校は「SNS投稿が不適切だった」と、謝罪動画強要を後押しする形になってしまいます。
場合によっては、SNS講習会の録音も出回るかも知れません。
そういったことを回避するために、ボイスレコーダーの持ち込み、携帯電話の電源OFFなどの持ち物検査をやろうものなら、それはそれで炎上しそうな気もします。
炎上を鎮火させるために学校がやるべきことは、謝罪と説明をただひたすら続けて、後はひたすら黙る。
余計な対応や言論統制は炎上の元になります。
もっと良いのはサッカー部の公式アカウントや学校ホームページに謝罪と説明を掲載することだと思います。
(学校で起きた不祥事はホームページ上で一切記載されない傾向にあるので、秀岳館高校もこのような対応をするとは思えないですが、、、)
謝罪動画の内容に関しては「一歩前に出て喋る」「セリフが作りこまれている」など、
統率があまりにも取れていたので周りは「おかしいよね?指示したよね?」と気づく訳なんですよね。
本当に事実と異なるならツイッターにて説明するに留まると思うんですよね。
このあたりの感覚が掴めずに謝罪動画をアップ指示するところが、ネットリテラシーが低いなぁと思いました。
生徒ではなく、むしろ「指導者側がSNS講習会を受けるべきでは?」と思いました。