先日、亡くなられた安倍晋三元首相のご冥福をお祈り致します。
安倍元首相のYoutubeチャンネルはまだ残っているようなので、
過去の安倍さんを懐かしむことはできます。(参考:あべ晋三チャンネル – YouTube)
今回は安倍元首相を襲った銃撃事件について考察していきたいと思います。
今回の事件は奈良県近鉄大和西大寺駅付近で安倍元首相が応援演説を行っている最中に起こりました。
今回の山上哲也容疑者は銃撃前にかなり近い距離まで近づいていたという情報があります。(参考:安倍元首相が銃撃される“首に穴”AED使いながら搬送(日テレNEWS) – Yahoo!ニュース)
街中でよく、選挙演説をしている所を見かけますが、
10メートルくらいまでは怪しまれずに近づけると体感で感じます。
中には、握手して周るケースもあるので、そういった場合は、
ほぼゼロ距離まで近づくこともできてしまいます。
仮に接近の機会が無く、襲撃が実行できなくても、襲う側からすれば何のリスクもありません。
近づく機会が訪れるまで何度でも演説に赴けば良いだけなので。
さらに、演説中は高い所に立っていたり、前に出て喋っていたり、
直線上に障害物が無いことも、しばしばあり得ます。
そういう状況もあり、演説は非常に狙われやすいと言えます。
今回の襲撃を受けてイベントを取りやめる政治関係者が一部いたようですが、影響は大きい様子です。
それだけでなく、今回の様な事件が起こったことでイベントを実施しようにも、
しばらくはテロに対して警戒を強くせざるを得ないので、人的リソースもその分掛かって来ると言えます。
警戒するには、人を遠ざける必要が出てきますし、
一方で選挙活動には人目に触れる機会が増えるでしょうし、
そこのバランスが難しいところです。
今回の襲撃は手製の銃のようなものを使ったと報道がありましたが、
理学部出身の見地から言わせてもらうと、一般人が手製の銃を作成することは、
十分可能だと思います。
気体の急激な膨張であったり、瞬間的に燃焼したり等、させることができれば原理的には作成可能です。
少し前に元教員が改造銃を作成して逮捕されたニュースがありました。(参考:https://youtu.be/TY-YBSooqxI)
また、一般人が爆発物を作成して逮捕されるニュースもしばしばあります。(参考:爆薬製造容疑の大学生「原料は高校から」 化学系の部活:朝日新聞デジタル (asahi.com))
日本では銃や爆発物を所持することも作成することも原則禁じられている訳です。
海外から持ち込むことは難しいと思いますが、上記2つのニュースから分かるように、
作成難易度はそこまで高くないと言えます。
火薬は作ったことが無いので、あまり詳しくないですが、
そもそも火薬以外に代用物で同じような物を作成することは可能だと思います。
例えば、「ポテトガン」というオモチャがあるのですが、
これはヘアスプレーで中身を封入したあと、瞬間的に気体を燃焼させることで、ジャガイモを飛ばすという物です。
これだって大型化して封入できる体積を大容量にしたり、加速する動線を長くしたりすれば、威力は増します。
後は飛ばすものを固いものにすれば、十分殺傷能力はあるでしょう。
他にも、ペットボトルにドライアイスを入れるいたずらがありますが、
こちらも簡単に作成できる爆発物と言えます。
後は固いものを飛ばすように構造を工夫してしまえば、銃に近いものは作れるでしょう。
このように、小型化するのは難しいですが、大きくても良いのであれば簡単に作成できます。
今回の山上哲也容疑者も両手で持つような大きさの筒を束ねて、作成していたようです。
(小型の大砲のようなものと一部では表現されていました。)
安倍さんが亡くなったと報道される前、炎上商法か不謹慎な動画をUPしているYoutuberがいました。
安倍さんが亡くなった報道がされた後、炎上を恐れてか、
問題動画は削除され、過去動画ではコメントがオフになっていました。
こういった一部の人を除いては、
多くの人が安倍元首相の訃報を惜しむことでしょう。
安倍三代