IF NOBS SAS

【SAS】データセットのオブザベーション数で処理を分岐させる方法【IF】【NOBS】

投稿日:

今回は、データセットのオブザベーション数により、処理を分岐させる方法について解説していきたいと思います。

(参考:【SAS】データセットの有無で処理を分岐させる方法【%IF】【EXIST】 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)


/* 1オブザベーション*/
data data1;
 id1 = "1111";
run;

data data2; set data1;
  if id1 = "1111" then output;
run;

data data3;
  if NOBS = 0 then do;
    id1 = "blank";
    output;
  end;
  
set data2 nobs=NOBS;
  output;
run;
  • nobs=NOBSにより、オブザベーション数「1」をNOBSに格納。
  • NOBS=1なので、何もせずid1を出力。

/* 0オブザベーション*/
data data1;
 id1 = "1111";
run;

data data2; set data1;
  if id1 = "2222" then output;
run;

data data3;
  if NOBS = 0 then do;
    id1 = "blank";
    output;
  end;
  
set data2 nobs=NOBS;
  output;
run;
  • nobs=NOBSにより、オブザベーション数「0」をNOBSに格納。
  • NOBS=0なので、id1=”blank”

/* 空の1オブザベーション */
data data2;
  attrib id1 length=$5.; 
run;

data data3;
  if NOBS = 0 then do;
    id1 = "blank";
    output;
  end;
  
set data2 nobs=NOBS;
  output;
run;
  • attribを使うと空の1オブザベーションとなってしまう為、注意。
  • nobs=NOBSにより、オブザベーション数「1」をNOBSに格納。
  • NOBS=1なので、何もせずid1を出力。

-IF, NOBS, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SCAN関数は区切り文字を認識し、一部を抜き出せる。

今回はSCAN関数について解説します。 /* “1111”,”2222″,”3333″ */ data data1; Id1=”1111″,”2222″,”3333″; run; data data2 …

【SAS】NODUPKEYはソート時に重複を削除する

今回はNODUPKEYについて解説します。 data data1; id=”A”; chiku=”SHINJUKU1″; 数字=1; output; id=”A”; chiku=”SHINJUKU2″ …

【SAS】COMPRESSオプションでデータセットを圧縮できる(パフォーマンスも向上するかも)

今回はCOMPRESSオプションでデータセットを圧縮する方法について解説していきたいと思います。 まずは、通常のデータセットから。 /* 非圧縮 */ data data1; id1=”1111”; …

【SAS】KEEPはカラムの選択に使える。

今回はKEEPについて解説していきたいと思います。 DROPと対になる感じで、 DROPが指定したカラムを捨てるのに対し、KEEPは指定したカラムのみ残す動きを取ります。 (参考「DROP」:【SAS …

【SAS】FIRST, LAST↔SORT NODUPKEYの変換

今回はfirst, last↔SORT NODUPKEYの変換について解説します。 結論を先に書くと、変換できる場合、変換できない場合とがあります。 /*sort1*/ data dat …