目線を下げて説明できる人は評価される話を記事にしました。
[目次]
1.聴衆の人数構成比
ブログやYouTubeなど、だれでも閲覧・視聴できるメディアの閲覧者の人数構成比はおおまかに以下の図のようになります。
このことから、割合の多いピラミッドの下層向けに難易度を下げて分かりやすい説明ができる人は大部分の心を掴むことができ、共感を得やすいことがわかります。(インフルエンサーの説明が初心者向けなのはこれが理由。)
一方で、難解な専門用語をたくさん盛り込んで難易度を上げすぎてしまうとピラミッドの上層の人には共感されますが、大部分を占める初心者層からは共感されないため、全体的な評価は低くなります。
ただし例外として、専門家が集まることが前提である場合、聴衆の大部分が専門家となるため、難易度を高くした方が共感されやすくなります。
2.記載できる情報量が少ない
大衆向けに提案したり、プレゼンテーションをしたりする際に、図や表(たまに動画)などを用いることが多いと思います。
(例えば下記のような)パワーポイントの場合、文字よりも図などを用いて理解しやすいイメージを用いることが多いかと思います。
このような媒体は記載できる情報量がそもそも少ないため、難易度を下げざるを得ないと言えます。
3.裁量権を持っている人は現在第一線から退いている
第1章とは状況が異なり、組織が企業の場合は、説明の目線を下げ、難易度を下げることで裁量権を持つ高役職の人に共感されやすくなり、評価されるようになります。
例えば、企業の場合は一般社員から始まり、下流工程を行い、役職が高くなるにつれて上流工程を行ったり、人・プロジェクトをマネジメントする立場にシフトしていきます。
つまり、裁量権を持つ人ほど既に第一線の現場作業から離れている傾向にあります。
そのような高役職の人に、現在の現場で飛び交う専門用語を盛り込みすぎても、腹落ちしないことになります。
今回の記事は以上です。