最近、未経験からエンジニアになるということが一種の流行りになっています。
Twitter上でも「#駆け出しエンジニアとつながりたい」
みたいなハッシュタグが多数見られます。
さらにはエンジニアを目指す教材(情報商材)が頻繁に炎上することもあり、
こういうネタは尽きないため、常に一定の需要があるように思います。
この記事では
- エンジニアという仕事ってぶっちゃけどうなの?
- 未経験からエンジニアになる方法が知りたい。
- エンジニアになるための具体的な準備が知りたい。
そんな方向けに解説していきます。
目次
- 結論
- なぜITエンジニアになりたいのか
- IT業界は慢性的な人手不足
- 若ければITエンジニアになるのは簡単
- 大きく分けて正社員とフリーランス
- 未経験でもプログラミングは勉強しておいた方が良い
- 未経験でも資格は勉強しておいた方が良い
- フリーランスになることは隠した方が良い
- まとめ
結論
転職活動しながら、基本情報技術者を取りつつ、プログラミングを勉強していく。
なぜITエンジニアになりたいのか
なぜ、未経験からエンジニアになることが流行っているのでしょうか?
メリット
- パソコンを使うのがすき
- 儲かる職業
- 自由な働き方
おそらくこのような点がわかりやすい魅力なのかなと思います。
①
ググる
↓
Word, Excel, Powerpointが使えるようになる
↓
マクロを組む
みたいな感じでエスカレート式でスキルが向上すると最終的に行き着くのがITエンジニアみたいな職業になります。
好きなことがそのまま仕事になっているパターン。
②後ほど詳しく解説しますが、IT業界は慢性的な人手不足です。
ITエンジニアは人手不足であるために、年収はやや高めです。
勉強するのは大変ですが、スキルを身に着けてしまえば食いっぱぐれることはあまりないという感じです。
独立するのに初期費用がほとんど掛からないという特徴を生かし、
上手くポジション取りをできれば、
フリーランスになって収入を倍増させることもできます。
さらに純粋なエンジニアとしての稼ぎはもちろん、
パソコンに触れる機会が多いので
- ブログ
- Youtube
などの副業などに派生させやすいという特徴があります。
③
- 場所
- 働き方
- 人間関係
特に請負であれば、こういったものをある程度コントロールできるようになります。
デメリット
- 実践で通用するまでのハードルが高い
- 向上心が必要
①プログラミングスクールを受けた直後、もしくはプログラミング研修を受けた後は
すぐに現場で通用する訳ではありません。
おそらく、研修を終えた直後ではテスター等の単純作業から始めることになると思います。
②ITの現場では、ところてん式に人が入れ替わることが多々あります。
なのであなたが今やっている作業は1年後、別の誰かがやっていることになります。
ということもあり、現場での経験年数が上がっていくにつれ、作業内容が変わっていきその分覚えることが多くなります。
また、現場から弾き出された後も別の現場を勝ち取らないといけない訳で、競争になります。
このような理由から、高い向上心が必要となります。
ITエンジニアのメリット・デメリットについては以下の記事でも解説しています。
IT業界は慢性的な人手不足
IT業界は慢性的な人手不足で今後、人手不足は拡大し続けると試算されています。
経済産業省の公式サイト内に「平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業)- IT 人材需給に関する調査 -調査報告書」という資料があります。
こちらは試算結果の一部なのですが、人手不足数が年々増加すると試算されています。
AIによって仕事が減るみたいな事が囁かれていますが、おそらく人手が必要な職業は自動化されていきます。
減少するのはアナログな職業で、自動化導入のためにIT業界の仕事はむしろ増加します。
このように常に人手不足のため、業務内容に対して好待遇になりやすいです。
この点に関して、厚生労働省の公式サイト内に「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況-結果の概要 産業別」という資料があります。
産業別の賃金を比較したものです。
これは男性のデータですが、年齢計を見ると情報通信業は表の12分類の内、4位です。
情報通信業より上位の業種は「金融業,保険業」、「学術研究,専門・技術サービス業」、「教育・学習支援業」となっています。
女性の場合、順番が変わるものの情報通信業が上位なのは同様であると言えます。
この内容からITエンジニアは比較的高水準の賃金であると言えます。
賃金の比較結果なので、フリーランスの場合は事情が異なります。
若ければITエンジニアになるのは簡単
これまでエンジニアとして働いてきた経験から言うと、
ITエンジニアを募集している企業は以下の3点を重視していると言えます。
- 資格
- 能力
- 年齢
未経験なのでIT系の「資格」と「能力」は持ってないことは企業ももちろん理解しています。
なので教育しやすい若い年代を取りたがります。
「資格と能力が無いんだったらせめて若くあってくれ。」というのが企業側の本音です。
未経験なら35歳がタイムリミットの目安という感じです。
大きく分けて正社員とフリーランス
ITエンジニアのほとんどが正社員かフリーランスに分類できます。
ITエンジニアとして働く人はおよそ以下のような流れでキャリアを積んでいくことになります。
未経験
↓
(プログラミングスクール、情報商材)
↓
正社員
↓
(フリーランス)
未経験でいきなりフリーランスになるのは無謀なので、
まずは正社員としての採用を狙います。
未経験で就活なり転職なりでIT企業に正社員で採用されることもあるでしょうし、
場合によってはプログラミングスクールや情報商材を利用することもあるでしょう。
正社員になったらそのまま定年まで居続けるか、あるいは数年でフリーランス化するか、
といったキャリア形成を踏んでいくことになるパターンが典型例だと思います。
未経験でもプログラミングは勉強しておいた方が良い
必須ではありませんが、採用面接を受ける前にプログラミングは勉強しておいた方が良いと思います。
プログラミングは適性により、向き不向きがあります。
なので人を採用する企業側も未経験者を採用するときにその人に適性がありそうかどうか重視します。
なので、面接を受ける前に初歩的でも良いのでプログラミングの勉強をして、
面接で話せるようにした方が良いでしょう。
- Java
- VBA
このあたりの言語が良いかもしれません。(私が触れたことのある言語に絞っているので、他にも初心者向け言語があるかもしれません。)
①Javaは無難of無難といった感じです。
②はツール開発言語なのですが、エクセルが使えるなら環境は関係なく、
1ファイル内でだいたい完結するので初心者向けだと思います。
動きがシート上に反映されるので変化が見やすいのもオススメポイントです。
あとはプログラミング学習教材のProgateも良いです。
- 月額1000円程度のサブスク
- スライド形式の簡潔な説明
- 環境に左右されないで取り組める
- 無料でも一部分の学習ができる
といった特徴があります。
未経験でも資格は勉強しておいた方が良い
資格も必須ではありませんが、採用面接を受ける前に資格の勉強を進めた方が良いでしょう。
可能であれば、入社前に持っておくと理想的です。
エンジニアとして正社員で働くのであれば、基本情報技術者は十中八九取るように言われると思います。
私は入社後、基本情報技術者を取りました。
それ故に採用面接の段階で基本情報技術者を持っておくとアドバンテージが大きいです。
「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」
という本が非常に分かりやすいです。
午前の内容に特化していて、
- 色付きの挿絵が多数あり、漫画感覚で読みやすい。
という特徴があります。
その代わり、
- 午後の内容が皆無
- 章末問題が少ない
といったところがネックになるので、
「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」という問題集と組み合わせると良いです。
私はこの2冊で基本情報技術者に合格しました。
フリーランスになることは隠した方が良い
最終的にフリーランスを目指してエンジニアになりたいと考える人も多いと思いますが、
フリーランスを目指していることを採用面接では隠した方が良いです。
もちろん向上心があってステージを挙げていく姿勢はもちろん素晴らしいことです。
一定数の社員が数年で退職して、転職orフリーランスになることも
IT企業の人事であればもちろん理解しています。
しかし面接時にフリーランス前提の態度を見せるのは、良い印象は与えないので止めた方が良いでしょう。
まとめ
転職活動しながら、基本情報技術者を取りつつ、プログラミングを勉強していく。