ABORT SAS

【SAS】ABORTは実行を強制終了させる

投稿日:2021年10月11日 更新日:

今回はABORTについて解説します。


/*abort*/
data data1;
  id="A"; chiku="SHINJUKU";
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA";
    output;
  id="C"; chiku="SHIBUYA";
    output;
run;

data data2; set data1;

  if chiku = "SHIBUYA" then abort;
  
run;

  • abortは実行を強制終了させる。
  • chiku = “SHIBUYA”の行で強制終了する。
  • WORK.DATA2は置き換わらない。

/*abort abend*/
data data1;
  id="A"; chiku="SHINJUKU";
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA";
    output;
  id="C"; chiku="SHIBUYA";
    output;
run;


data data2; set data1;

  if chiku = "SHIBUYA" then abort abend;
  
run;

  • abortは実行を強制終了させる。
  • abort abendは異常終了させる。
  • chiku = “SHIBUYA”の行で異常終了する。
  • WORK.DATA2は置き換わらない。

-ABORT, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】DROPオプションの位置による処理の違い

今回はDROPオプションの付き方によって、結果が異なるケースを解説します。 (対比:KEEP 【SAS】KEEPはカラムの選択に使える。 | ビジネスイッチ (how-to-business.com) …

【SAS】SQLプロシージャはSQLを実行できる。

今回はSQLプロシージャについて解説します。 /* sql_1 */ data data1; Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; output; Id1=2222; Id2=2 …

【SAS】”nは本来使用できない文字を使用可能にする。その2 SQLのSELECT文

今回も”nについて解説します。 (前回:【SAS】”nは本来使用できない文字を使用可能にする。 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)) (参考:Solved: what th …

【SAS】PRINTプロシージャは入力データセットの中身を結果に表示する【obs=】

今回はPRINTプロシージャについて解説します。 /* print */ data data1; 番号=”AAAAAA”; コード=”02″; 金額=1999; output; 番号=”AAAAAA” …

【SAS】LIBNAMEはディレクトリパスをライブラリに割り当てる

今回はLIBNAMEについて解説します。 ちなみにSAS Base Programmingでは、LIBNAMEができないと前半の記述問題が解けません。(データセットが与えられるので、割り当てられないと …