DROP SAS SAS Base Programming

【SAS】DROPで良く問われる文法【SAS Base Programming対策8】

投稿日:2022年1月10日 更新日:

今回もDROPについて解説します。

(対比:KEEP 【SAS】KEEPはカラムの選択に使える。 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)

過去記事ではDROPの使い方について解説しました。⇒【SAS】DROPはデータセットから変数を削除する | ビジネスイッチ (how-to-business.com)

今回はDROPで良く問われがちな間違った使用法に触れていきます。特にSAS Base Programming試験後半の四者択一問題で問われることが多いと思います。


/* drop_1 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; Id4=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333; Id4=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  drop=Id2 Id3;
run;

  • drop=Id2 Id3;はエラーとなる。

/* drop_2 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; Id4=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333; Id4=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  drop=Id2,Id3;
run;

  • drop=Id2,Id3;はエラーとなる。

/* drop_3 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; Id4=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333; Id4=3333;
    output;
run;

data data2(drop Id2 Id3); set data1;
run;

  • (drop Id2 Id3)はエラーとなる。

/* drop_4 */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; Id4=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333; Id4=3333;
    output;
run;

data data2(drop=Id2,Id3); set data1;
run;

  • (drop=Id2,Id3)はエラーとなる。

-DROP, SAS, SAS Base Programming

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SASで良く使うテクニック。その2 「Ctrl+R」~データセットの列数が多いとき~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、データセットの列数が多いときは「Ctrl+R」が役に立つ理由を解説していきます。 データセットのコンペアを行う場面を想定します。 先に以下の2記事を読んで …

【SAS】SUMは足し算をする。その2【要約関数】【SQL】

今回もSQLのSUM(要約関数)について解説します。 過去記事でも、SQLのSUM関数について取り上げました。【SAS】SUMは足し算をする。その1【SQL】 | ビジネスイッチ (how-to-bu …

【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その5 =を使うと数を渡す引数,数を受け取る引数を指定できる。【%MEND】

今回はマクロ引数に「=」を用いる方法について解説していきたいと思います。(事前に読んでおきたい記事:【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その3 マクロには引数を設定できる。【%MEN …

【SAS】DATAステートメントは複数データセットを出力できる。

今回はDATAステートメントで複数データセットを出力する方法について解説します。 /* data2 data3_1 */ data data1 ; id1=”1111″; id2=”1111″; id …

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1

今回はSASのif文について解説していきたいと思います。 【IF文の関連記事】 (明示的、暗黙的OUTPUT:【SAS】OUTPUTとDELETEの「明示的な使い方」「暗黙的な使い方」 | ビジネスイ …