IF SAS WHERE

【SAS】IF文はデータ読み込み後にフィルター、WHERE文はデータ読み込み時にフィルターをする。

投稿日:

今回は、データ入力に着目して、IF文とWHERE文の違いを解説します。


/* if */
data data1;
  Id1=1111; Char1="AAAA";
    output;
  Id1=2222; Char1="BBBB";
    output;
  Id1=3333; Char1="CCCC";
    output;
  Id1=4444; Char1="DDDD";
    output;
run;


data data2; set data1;
  if Id1=1111;
run;
  1. IF文は全てのオブザベーションを読み込む。(4オブザベーション読み込み)
  2. 読み込み後、フィルターを掛け、出力する。(1オブザベーション出力)

/* where */
data data1;
  Id1=1111; Char1="AAAA";
    output;
  Id1=2222; Char1="BBBB";
    output;
  Id1=3333; Char1="CCCC";
    output;
  Id1=4444; Char1="DDDD";
    output;
run;


data data2; set data1;
  where Id1=1111;
run;
  • WHERE文は読み込み時にフィルターを掛ける。(1オブザベーション読み込み)
  • そのまま出力する。(1オブザベーション出力)

-IF, SAS, WHERE

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SASで良く使うテクニック。その4 「参照元のトレース」~データセットの差分がある箇所を探すのに便利~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、データセットの差分がある箇所を探すときは「参照元のトレース」が役に立つ理由を解説していきます。 (参考:【SAS】SASで良く使うテクニック。その1 Ex …

【SAS】SUMは足し算をする。その2【要約関数】【SQL】

今回もSQLのSUM(要約関数)について解説します。 過去記事でも、SQLのSUM関数について取り上げました。【SAS】SUMは足し算をする。その1【SQL】 | ビジネスイッチ (how-to-bu …

【SAS】CALL SYMPUTは関数を用いてマクロ変数の代入ができる。

今回はCALL SYMPUTについて解説します。 /*その1*/ data data1; kyo = today(); run; today()は本日の日付をSAS日付で取得する。 /*その2*/ d …

【SAS】FIRST, LAST↔SORT NODUPKEYの変換

今回はfirst, last↔SORT NODUPKEYの変換について解説します。 結論を先に書くと、変換できる場合、変換できない場合とがあります。 /*sort1*/ data dat …

【SAS】SASUSERライブラリの性質について解説

今回はSASUSERライブラリについて解説します。(対比参考:【SAS】WORKライブラリの性質について解説 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)) libnameを使わなく …