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システムエンジニアの退職交渉について考察

投稿日:2020年5月21日 更新日:

システムエンジニアが退職する際の引き止め交渉について考察したものを今回記事にします。

[目次]

1.教育に掛けた費用と時間

退職という出来事は基本的に会社にとっては痛手となりやすいです。

新入社員が入社後すぐに利益を生み出すということは無く、実際は研修を数カ月行い、研修期間中も給与が与えられ、配属後もOJTとして先輩社員が指導や教育を行うという流れがオーソドックスだと思います。

しかし、退職という出来事は社員を育てるまでに掛けた費用や時間が一瞬で溶けることになります。

少なくなった人員を採用して補填するにも、コストが掛かります。

このような事情から、企業は退職希望者に対して引き止め交渉を行います。

2.退職による売上減少

退職という出来事は売上減少につながるという側面があります。

私はSES(System Engineering Service)の形態で働いているため、SESに沿った流れで説明しますが、エンジニアを客先のオフィスに常駐させることで会社は売上として報酬を受け取るという仕組みをとっています。

そして発生した売上を経費などに回し、さらに給与として再分配します。

この仕組みにより、客先に常駐させるエンジニアの頭数が多いほど売上も利益も多くなるので、人員が減る退職という出来事は企業にとっては芳しくありません。

3.年功序列の企業構造

退職の引き止め交渉は、価値観の違いからも起こり得ると考えられます。

年功序列の企業の内部構造に着目すると、下記の図のようなイメージかと思います。

勤続年数が長くなると、昇進により役職の位が高くなる傾向にあります。

退職はどの役職でも起こりえますが、入社の場合は勤続年数が0スタートのため、下層からスタートすることになります。

そして人数比に着目すると、役職が無い社員が割合の大部分を占めていて、階級が高くなるほど、割合が少なくなり、ピラミッドのような人数比に自然となっていきます。

解釈によっては、「会社に所属するという選択を長年にわたって続けた者が上司となる構造」という言い方ができます。

この点からも上司から見れば、退職という出来事は否定的に見えるため、部下が退職を希望する際に、引き止め交渉が起こりやすくなります。

4.勤続年数と収入減少のリスク

転職でも独立でも頭に思い浮かぶのは、収入が減少するというリスクかと思います。

年功序列の場合、勤続年数が短いうちに退職をする方が収入減少によるダメージが少ない場合が多いです。

年功序列は下記のイメージ図がわかりやすいと思います。

入社したばかりでは、勤続年数は0年から始まり、収入も低い位置から始まることになります。

そして勤続年数が長くなるに従い、収入も緩やかに上がっていきます。(図では直線で描いていますが、実際は職種、業種、個人差などがあるため、直線的にはならない場合もあります。)

この図で見ると、勤続年数が短いうちに退職して収入が減少しても収入差が小さくなります。

一方で勤続年数が長いと退職して収入が減少した場合、収入差が大きくなります。

勤続年数が長い場合は、収入面以外にも、役職や築き上げた人間関係を失うといった側面もあります。

5.SESの独立について

SESは個人的に、独立がしやすいと思います。

客先で作業するのであれば、テナント料金が無く、機材は作業場所で用意される上、原価も特に無いです。

SESの場合、初期費用も固定費も、大きなランニングコストも特にないため、新規参入しやすく、仮に泣かず飛ばずであっても廃業という選択が取りやすいと思います。

今回の記事は以上です。

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