疑う力 「常識」の99%はウソである
「周りに流されて行動しがちだけど、違和感がずっと拭えない」
「会社では長年勤めた方が良いとされるけど、この価値観に違和感がある」
何かしら社会生活をする中で漂う「常識」に違和感を覚えている。
そんな人にオススメなのが、この本です。
この本は実業家として有名な堀江貴文さんの書籍です。
タイトルを見て分かるように、「”常識”を鵜呑みにして信じてしまうのは危険ですよ。一旦立ち止まって疑ってみることも大事。」そんなテーマの書籍です。
挿絵は皆無ですが、33の「常識」に対して、堀江さん独自の考えを一つ一つあてがって考察しています。
一つのトピックは短いので読みやすいと思います。
「○○のウソ」みたいな章立てになっているので、基本的に「常識」を否定する立場を取っています。
著者の堀江さんはYoutubeチャンネルも開設していて、堀江さんの考え方を垣間見ることができます。(参考:堀江貴文 ホリエモン – YouTube)
普段従うのが当然と思いがちな「常識」の矛盾点、何の疑いも持たず「常識」に従うのは危ういと、
考えさせられる内容となっています。
私も中身を読んでみたのですが、社会あるいは日本における暗黙の内に正しいとされる「常識」、
思い当たるところがかなりありました。
例えば、私が会社員を辞めて個人事業主になったということもあって、
会社を辞めるときに当然引き止め交渉がありました。
やっぱりそこでも、「辞めるのはリスクがある」とか「残った方が良い」とか言われる訳です。
勤続年数が長ければ長いほど、そうした引き止めの言葉に引っ張られがちです。(参考:退職希望者を本気で引き止めるには | ビジネスイッチ (how-to-business.com)、[会社は踏み台]退職時の手続きを解説 | ビジネスイッチ (how-to-business.com))
こうした事は、意識してても洗脳されがちです。
そこで、今回の書籍がヒントを与えてくれるかもしれません。
堀江さんは、どちらかと言うと尖った意見を持つことが多いので、
こちらの書籍も例に漏れず、やや攻撃的な面も含みます。
場合によっては、温厚派な人には、少しびっくりする表現があるかもしれません。
とはいえ、「常識」を疑っていく、
もしくは、多数派とは違う行動を取るには、攻めの部分は必要となることが多いので、
そうした場面でヒントを与えてくれる書籍としてはオススメの一冊です。