CATX SAS

【SAS】CATX関数は区切り文字を設定し、変数を結合することができる。

投稿日:2021年12月28日 更新日:

今回はCATX関数について解説します。


/* , */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  Id4 = catx(",", Id1, Id2, Id3) ;
run;

  • catxにより、変数をカンマで結合することができる。

/* , 文字列 */
data data1;
  Id1="1111"; Id2="1111"; Id3="1111";
    output;
  Id1="2222"; Id2="2222"; Id3="2222";
    output;
  Id1="3333"; Id2="3333"; Id3="3333";
    output;
run;

data data2; set data1;
  Id4 = catx(",", Id1, Id2, Id3) ;
run;

  • catxにより、変数をカンマで結合することができる。

/* , Id2 . */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=.; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  Id4 = catx(",", Id1, Id2, Id3) ;
run;

  • catxにより、変数をカンマで結合することができる。
  • nullを結合しようとすると「.」で扱われる。

/* , Id3 . */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=.;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  Id4 = catx(",", Id1, Id2, Id3) ;
run;

  • catxにより、変数をカンマで結合することができる。
  • nullを結合しようとすると「.」で扱われる。

/* | */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  Id4 = catx("|", Id1, Id2, Id3) ;
run;

  • catxにより、変数を「|」で結合することができる。

/* | , */
data data1;
  Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111;
    output;
  Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222;
    output;
  Id1=3333; Id2=3333; Id3=3333;
    output;
run;

data data2; set data1;
  Id4 = catx("|",",", Id1, Id2, Id3) ;
run;

  • catxにより、変数を「|」で結合することができる。
  • 1番目の引数「|」で区切り、それ以外の「,」「Id1」「Id2」「Id3」を結合している。

-CATX, SAS

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