今回はINTCK関数を使って、年齢計算を行う方法について解説していきたいと思います。
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INTCK関数を使えば、区間内に年を何回跨ぐか、数えることができるため、年齢計算に使えそうです。
/* intck_1 */
data data1;
Id1 =intck("YEAR", '31Dec2019'd, '1Jan2020'd);
run;
- 2019/12/31~2020/1/1の間に年を1何回跨ぐ。
このままだと、1日しか経ってないのに、1歳と見なされてしまうので、工夫が必要です。
誕生日前なら-1、誕生日を迎えたらこのままでも辻褄は会いそうです。
/* intck_2、誕生日前 */
data data1;
id1 = '31Dec2019'd;
Id2 =intck("YEAR", '31Dec2019'd, '1Jan2020'd);
if substr(put('1Jan2020'd,yymmddn8.),5,8) lt substr(put('31Dec2019'd,yymmddn8.),5,8) then Id3 = Id2 - 1;
else Id3 = Id2;
run;
- 2019/12/31~2020/1/1の間に年を1何回跨ぐ。
- 1/1は12/31の誕生日を迎えて無いため、-1される。
- 年齢は0歳
/* intck_3、誕生日 */
data data1;
id1 = '31Dec2019'd;
Id2 =intck("YEAR", '31Dec2019'd, '31Dec2020'd);
if substr(put('31Dec2020'd,yymmddn8.),5,8) lt substr(put('31Dec2019'd,yymmddn8.),5,8) then Id3 = Id2 - 1;
else Id3 = Id2;
run;
- 2019/12/31~2020/12/31の間に年を1何回跨ぐ。
- 12/31は12/31の誕生日を迎えているため、数字をそのまま使う。
- 年齢は1歳
/* intck_4、今日 */
data data1;
id1 = '31Dec2019'd;
Id2 =intck("YEAR", '31Dec2019'd, today());
if substr(put(today(),yymmddn8.),5,8) lt substr(put('31Dec2019'd,yymmddn8.),5,8) then Id3 = Id2 - 1;
else Id3 = Id2;
run;
- 2019/12/31~today(2023/1/29)の間に年を4何回跨ぐ。
- 1/29は12/31の誕生日を迎えていないため、-1をする。
- 年齢は3歳