NODUP SAS

【SAS】NODUPはソート時に全ての変数における重複を削除する

投稿日:2021年10月18日 更新日:

今回はNODUPについて解説します。

前回NODUPKEYについて解説しました。

今回のNODUPは前回の文法の亜種という感じです。


/*nodup1*/
data data1;
  id="A"; chiku="SHINJUKU1"; 数字=1;
    output;
  id="A"; chiku="SHINJUKU1"; 数字=1;
    output;
  id="A"; chiku="SHINJUKU2"; 数字=3;
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA1"; 数字=4;
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA1"; 数字=4;
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA2"; 数字=6;
    output;
  id="C"; chiku="SHIBUYA"; 数字=7;
    output;
run;



proc sort data=data1 out=data2 nodup; by id chiku; run;

  • nodupはキー重複を除き、先頭行のみ出力する。
  • 全ての変数で重複を見る。

/*nodup2*/
data data1;
  id="A"; chiku="SHINJUKU1"; 数字=1;
    output;
  id="A"; chiku="SHINJUKU1"; 数字=2;
    output;
  id="A"; chiku="SHINJUKU2"; 数字=3;
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA1"; 数字=4;
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA1"; 数字=5;
    output;
  id="B"; chiku="ICHIGAYA2"; 数字=6;
    output;
  id="C"; chiku="SHIBUYA"; 数字=7;
    output;
run;



proc sort data=data1 out=data2 nodup; by id chiku; run;
  • nodupはキー重複を除き、先頭行のみ出力する。
  • 全ての変数で重複を見る。

-NODUP, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SUBSTR関数は文字列から指定した文字数分切り取る。

今回はSUBSTR関数について解説します。 /* 正常形 */ data data1; id1=”123456789″; output; run; data data2; set data1; id2 …

【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その4 引数違いの同名マクロは区別できない。【%MEND】

今回は引数違いの同名マクロについて解説していきたいと思います。(事前に読んでおきたい記事:【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その3 マクロには引数を設定できる。【%MEND】 | …

【SAS】DISTINCTは重複をユニークにする。【SQL】

今回はSQL文のDISTINCTについて解説します。 /* Id1 */ data data1; Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; Id4=1111; output; Id1 …

【SAS】SCAN関数は区切り文字を認識し、一部を抜き出せる。

今回はSCAN関数について解説します。 /* “1111”,”2222″,”3333″ */ data data1; Id1=”1111″,”2222″,”3333″; run; data data2 …

【SAS】SASで良く使うテクニック。その7 「条件付き書式」~差分があるセルに色を付けたい時~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、データセットのコンペアにおいて、差分があるセルに色を付けたい時ときは「条件付き書式」が役に立つ理由を解説していきます。 (参考:【SAS】SASで良く使う …