SAS SCAN

【SAS】SCAN関数は区切り文字を認識し、一部を抜き出せる。

投稿日:2021年12月24日 更新日:

今回はSCAN関数について解説します。


/* "1111","2222","3333" */
data data1;
  Id1="1111","2222","3333";
run;

data data2; set data1;
  Id2=scan(Id1,2,",");
run;

  • scanによりカンマ区切りの文字列の一部を抜き出せる。

/* ("1111,2222,3333") */
data data1;
  Id1=("1111,2222,3333");
run;

data data2; set data1;
  Id2=scan(Id1,2,",");
run;

  • scanによりカンマ区切りの文字列の一部を抜き出せる。
  • (“〇〇〇〇”)でも結果は変わらない。

/* 4 */
data data1;
  Id1="1111,2222,3333";
run;

data data2; set data1;
  Id2=scan(Id1,4,",");
run;

  • scanによりカンマ区切りの文字列の一部を抜き出せる。
  • 存在するよりも大きい数を与えた場合、中身は欠損値になる。

/* 0 */
data data1;
  Id1="1111,2222,3333";
run;

data data2; set data1;
  Id2=scan(Id1,0,",");
run;

  • scanによりカンマ区切りの文字列の一部を抜き出せる。
  • 0を設定した場合、中身は欠損値になる。

-SAS, SCAN

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】DATASETSプロシージャを使ってデータセットを削除する。その2【KILL】

今回はDATASETSプロシージャを使ってデータセットを削除する方法の続きを解説していきます。(前回の参考:【SAS】DATASETSプロシージャを使ってデータセットを削除する。【DELETE】 | …

【SAS】LIKE演算子は部分一致を表現できる。【WHERE】

/* if ‘%aaaa%’ */ data data1; Id1=1111; Id2=”1aaaa”; Id3=1111; output; Id1=2222; Id2=”bbbb”; Id3=222 …

【SAS】足し算。その1(+演算子を用いた計算)

今回は+演算子を用いた足し算について解説します。  /* + */ data data1; Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; output; Id1=2222; I …

【SAS】VERIFYは引数の文字を含まない最初の位置を返す

今回はVERIFYについて解説します。 /*正常形*/ data data1; Id1=”AAAA”; output; Id1=”ABAB”; output; Id1=”ABCD”; output; …

【SAS】CALL SYMPUTは関数を用いてマクロ変数の代入ができる。

今回はCALL SYMPUTについて解説します。 /*その1*/ data data1; kyo = today(); run; today()は本日の日付をSAS日付で取得する。 /*その2*/ d …