今回は指示待ち人間悪く言われすぎ問題というテーマで記事にします。
ビジネスの場で「指示待ち人間になると良くないですよ」「指示されなくても動けるようになった方が良い」と度々耳にします。
今回は「指示待ち人間は良くない」というのがウソとまではいきませんが、かなり極論である点について書いていきます。
[目次]
1.指示待ち人間が悪く言われる理由
第一に細かい指示を出したくないというのがあると思います。
時間もエネルギーも割きたくない、なんならどんどん自分の作業を巻き取ってくれたら自分が楽になるという考えかもしれません。
2.しかし指示待ち人間が居なくなると会社は存続できない
会社に雇用される時点で、給料を貰う代わりに業務命令に従う契約になるので、自主的に動くと「命令されてないことをするなよ」という話になります。
また、指示待ち人間が居なくなり、全員が自主的に動くようになると会社は存続できなくなります。
自主性を持った人間が最終的に行き着く先は、独立するか自分でビジネスを持つかするようになります。
(なぜなら上司が居なくても動けるため、組織に所属する意味が無くなります。)
あるいは指示を必要としないため、だんだん上司の指示に従わなくなり、指揮系統が崩れていきます。
3.会社は都合の良いように自分で動いてくれる人が欲しい
結局のところ、会社は自主的に動いてほしいと思っている一方で、指示に従ってほしいと思っている組織ということになります。
本来相反している2つの物を同時に求められるので下の人間は振り回され、消耗することになります。
ある場面では自主的に動いてと言われ、またある場面では指示に従いなさいと言われます。
「結局どっちやねん」となります。
よって「一刻も早く会社に依存している状況を抜け出さなければいけない」と考えています。
実力がまだ無く、組織の下層にいる間は指示を受ける側になるため、振り回されて消耗します。
一方で雇用されなくても仕事ができるようになれば、個人の判断で仕事ができるようになり、それこそ「指示待ち人間」を脱出できると言えます。
また、独立が難しいならせめて指示を出す側に回って精神的に消耗する立場から抜け出す方向でも良いと思います。
実力がついてくれば相対的に発言力も強まって「会社に依存した状態」から抜け出すことができると考えています。
今回の記事は以上です。