私は先日、以下のツイートをしました。
南国みたいに穏やかな気候の所に住み、自身で仕組み化した不労所得に養われるセルフヒモ男になりたい。
— ユキヒト (@yukihito77) July 15, 2020
このような生き方を実現するために、まずは20代のうちにどのように資産形成の戦略を練っていくか考察していきます。
今回はこのツイート内容を深堀りして記事にしました。
資産形成のプロではないため、ゆるく読んでいただければ幸いです。
[目次]
セミリタイアを目指したい
①残りの人生で必要な分のお金を稼ぎ終えているのであれば、ニートでも問題ないと思います。
②また、不労所得を仕組化できていて、もしくは場所を選ばずにできるリモートワークや、ブログ、Youtubeなどのコンテンツなどと合わせて生活水準が維持できているのであれば、一般的な働き方でなくても問題ないと思っています。
①や②のような場所によって収入が左右されにくい状況であれば、生活費が抑えられる場所に住んだ方が安定すると思います。(南国は個人的な好みです。)
また、完全に不労所得だけで生活する所まで行けなくても、本業以外で収入があれば、本業をフルタイムで行う必要が無くなってくると思います。
これにより、セミリタイアが可能になってくると思います。
20代のうちに達成を目指す目標
セミリタイアを実現するために、20代のうちにどう資産形成するのか、以下の3つの流れで練ってみました。
①生活防衛費を400万ためる。
②負債を返済する。
③現金以外の資産で貯蓄・運用する。
①生活防衛費を400万円貯める
無職でも生活水準を落とさないで12カ月生活できる蓄えをします。
まずは生活防衛費を400万円貯めることを目指します。
普通預金などのキャッシュが多いほうがもちろん安心ですが、普通預金が膨らみすぎると詐欺被害に遭ってしまった際のダメージが大きいなど、別のリスクが大きくなってしまいます。
よって少なすぎず多すぎず、ほどほどに普通預金を蓄えます。
400万円を算出する根拠としては以下の内容で仮定して考えます。
- 奨学金800万(日本学生支援機構の第一種と第二種)を借りている(月間約4万円返済)。
- 国民年金は毎月通常どおり納付する(毎月15000円程度)。
- その他社会保険料なども支払う。
- 無職・無収入である
- 一人暮らし
奨学金は期間を延ばす代わりに毎月の返済額を減らすことができたり、国民年金は免除の手続きができたりしますが、ここでは失業状態でも通常通り支払いをするものとします。
また、会社員でない場合、社会保険料などの納付は自分で行います。
奨学金の返済と国民年金の納付込みで26万円の支出があるものとし、12カ月分掛かると以下の312万円が算出されます。
12カ月 × 26万 = 312万円
そして奨学金管理用口座として50万円で管理します。
返済の際、引き落とされていきますが、定期的に預け入れをして50万円を維持します。
さらに引っ越し費用、もしくは就職費用として+αを足すと400万円くらいが目安だと考えています。
目安に過ぎず、奨学金を借りていない、国民年金の追納が無い等の場合は普通預金を400万円まで貯める必要は無いかもしれません。
地元で就職
地元で就職をするのが一番貯蓄しやすいと思います。
実家に住みながらであれば、家にお金を入れても一人暮らしより出費はかなり抑えられると思います。
また、地元で就職をすることで失業をしても、支出を抑えた上で転職先を探すなどの立て直しがしやすいといったメリットもあります。
特に新社会人の場合、貯蓄額がまだ少ないが就職先がブラックの場合でも、実家暮らしであれば支出を切り詰め、転職活動に専念することができます。
経済的に余裕ができてから、移住を考えても良いと思います。
経済面でゆとりが無い場合は、都内以外で就けない仕事でなければ、地元で就職するのが有利だと思います。
②負債を返済する
生活防衛費を蓄えることができたら、(個人的には)次は負債を返済するのが良いかと思います。
奨学金は利率が低いため、負債を抱えたまま運用に回した方がいいという理論もあります。
しかし、負債を抱えたまま運用で損失が出た際に精神的ダメージが大きくなってしまうため、機会損失を多少受けても奨学金、国民年金猶予分などの負債を順当に返済していくのが無難だと思います。
奨学金の繰り上げ返済
奨学金は繰り上げ返済をすることができます。
ただし、奨学金の利息はかなり低いため、返済に関してあまり焦る必要は無いと考えています。
感覚としては、生活防衛費の400万円をはみ出た分の使いどころが他にないのであれば、奨学金の返済ペースをブーストするのに充てるくらいで良いと考えています。
国民年金の追納
学生時代に奨学金以外に国民年金の猶予手続きをしていたのであれば、10年以内であれば好きなタイミングで追納することができます。
国民年金の保険料は所得控除として扱うことができます。
そのため、以下のような使い分けができます。
- 国民年金の追納による節税の効果が無い、もしくは少ない場合はキャッシュを奨学金の返済に充て、追納分を温存する。
- 国民年金の追納による節税の効果が高い場合は、キャッシュを追納に充てる。
国民年金の追納については以下の記事でも触れています。
③現金以外の資産で貯蓄・運用する
20代のうちに①②章の内容が達成されていれば、正直なところ十分かなと思っています。
③に関しては20代のうちでは、おまけで考えています。(資産運用に関しては、自分はあまり詳しくないため、あまり言及できないというのもあります。)
リスクヘッジ
敢えてすぐに現金化できないステップを踏むことで詐欺被害のダメージを抑えることができると考えています。
- 普通預金が大きくなりすぎることを防ぐことができます。(すぐに現金化できる資産が大きすぎない)
- 現金化するにしてもステップが面倒なため、一旦冷静になることができるかもしれません。
この他にも各種運用方法にはそれぞれメリットがあります(もちろんデメリットもあります)。
たとえば、年金は保険料を納める代わりに、自分が長生きした際の経済的リスクを減らすことになりますし、節税効果も期待できます。
20代のうちに③章まで手が届くような状態であれば、資産形成の戦略としてはかなり安定すると考えています。
今回の記事は以上です。