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罠となり得る思い込み9選

投稿日:2020年7月30日 更新日:

今回は罠となり得る思い込み9選について記事にします。

[目次]

1.買い物は等価交換である

買い物は等価交換であるというのは誤った認識だと考えています。

100円でペンを買っても、買った後のペンは100円に戻せません。

買ったものはそのままの価格で売れるということは、一部の例外を除いてあまりありません。

また、買った後のペンを未使用のまま、使わずにいると100円を捨てた行為に等しいと解釈できます。

逆にそのペンを使いつぶし、有意義な使い方ができたのであれば、100円以上の価値があったと言えるかもしれません。

このように買う人の目的などにより、値段に見合った価値があるかそうでないかが決まります。

買ったものは基本的にお金に戻せず、本当に自分にとって必要なものなのか確認をすることが大事だと思います。

2.転職をすれば稼げるようになる

自分の会社は給料が安いから転職したい等、愚痴みたいな事を聞くこともありますが、基本的に転職をしても給料が劇的に変わることはないと思います。

会社員から会社員になっても組織内の構図としてはそんなに変わりません。

もちろん例外もあると思います。
規模が違う、人づてで気に入られた等の場合はこの限りではないと思います。

そのようなイレギュラーを除いた場合、待遇面で変らないか、下手をすると(勤続年数が0スタートするため)給料が下がることもあり得ると思います。

そのため、現実的な選択肢としては以下の3点くらいかと考えています。

  • 会社組織の中で上に行く
  • 副業で収入源を増やす
  • 独立する

3.リストラは絶望である

リストラはネガティブに捉えがちですが、うまく活用すればメリットを享受できる可能性もあります。

リストラには会社都合で辞められるというメリットがあります。

本来、独立するために退職をするのであれば自己都合になってしまいます。

しかし、リストラとなったこの期を機会に独立すれば、会社都合で独立できることになります。

そう考えると会社員時代に水面下で、いざ独立できるように粛々と準備していくのもしたたかな戦略としてアリだと考えています。

4.独立はリスクが大きい

独立はリスクが大きいというのは思い込みだと思います。

初期投資が高く、固定費も大きく掛かるようなものは確かに危険度が高いと思います。

ただし、スモールビジネス、ネットビジネスなど時間はかかるけれども、初期投資も固定費もあまり掛からないようなビジネスはリスクが小さいかと考えています。

実際的には掛けた時間自体がコストであり、リスクだという見方もあります。

しかし、スモールビジネスによってスキルが得られる場合もあるので、それだけでも大きく価値があると思います。

得たスキルで仕事を見つけるのもアリかもしれません。

スモールビジネスがほとんど収益化できてない状態で、独立するのは確かに無収入のリスクが発生します。

そこで十分な収益が安定してきたら、退職をしてネットビジネスに熱力を全振りするのもありかなと思います。

もしくはフリーランスなどの契約を確約し、具体的な稼働日を決めておけば、 完全に独立しても開業直後から回せる仕組みが整います。

5.会社に就職したら3年続けるべき

会社に勤めたら3年続けるべきだと言われると思います。
私も実際に言われました。(気にせず退職しました。)

恐らくこのような考えが広まっている背景としては、中学や高校の年数が3年であるというのがあるかもしれません。

また、3年以内の離職率として数値に残ってしまうため引き留めたいという側面もあるかもしれません。

しかし業界、職種もさまざまな中で3年という数字で一括りにはできないと考えています。
実際は3年続けなくても何とかなると思います。

また、少し古いデータになりますが、卒業後2~3年以内を応募可能と回答する事業所は2014年時点で半数以上となっています。

参考:厚生労働省ホームページ―若年者雇用を取り巻く現状

このデータから第二新卒とされる人でも半数以上の企業には応募できることとなります。

この3年続けろ理論は、実際のところ3年続けろということではなく、違和感なく3年続いたなら向いているという話だと解釈しています。

不平不満を抱えたまま3年続けても普通に考えて機会損失になると思います。

例えるなら、時間が過ぎる間に他の選択肢は砂時計のようにサラサラと無くなっていくようなイメージでしょうか。

転職するにも、早い方がスキルも磨けるし、チャンスも多いかと思います。

6.一度逃げると一生逃げ続ける

会社に限らず言われることがあるかもしれませんが、一度逃げても逃げ続ける人生にはならないと思います。

挑戦数が多い、もしくは活発的に数をこなすのであれば、振るわない結果数も自然と多くなってくると思います。

数多く挑戦していれば、他で経験が生かされることもあるし、自分に向いているものと向いてないものが分かりやすいというメリットがあります。

自分に向いている分野を見つけたなら、水を得た魚状態で活躍できるようになると思います。

一方で得意分野でないことに時間を割くと、他で挑戦する機会が失われることになります。

そのため、逃げに対してあまりにも批判的な考え方だと人生で挑戦できる回数が少ないことになります。

そうなってしまうと自分に向いている分野を見つけにくくなり、泣かず飛ばずの分野に大半の時間を使うことになってしまいます。

ただし自己研鑽してない場合は、状況が変わります。

いつでも逃げられるから自己研鑽しなくていいという楽な方向にとらえてしまうと、撤退の選択をした時に他に活かせる経験値が少なくなってしまい、年齢が高いのに何も蓄えられてない状況になってしまうと考えています。

7.勉強は大変

勉強は大変であることは間違い無いと思いますが、勉強をしない方が損をして余計に苦労するようになっているかと思います。

仕事や学業以外の自己啓発として平均の勉強時間は6分だという統計データがあります。

参考:総務省 統計局-平成 28 年社会生活基本調査― 生活時間に関する結果 ―

例えば、年金制度、確定申告、保険などの分野で少し知識を付けていれば、節税に繋げられます。

一方で知らなければ、お知らせの紙が来る度によくわからないと恐怖を覚えることになります。

実際は難解なことをしているわけではなく、知っているか知らないかの違いのみです。

6分以上の学習をしていれば、平均以上になることができます。(もちろん、それ以上自己研鑽をしていれば、より上位に食い込むことができると考えています。)

8.友達は多い方が良い

必ずしも友達は多い方が良いとは限らないです。

大学生の頃は良く関わりがあった友人と、社会人になった途端に疎遠となったということがあると思います。
高校の頃の友人とはもっと疎遠になっているかもしれません。

例えるなら枝のように根本は同じだけれども、やがてそれぞれの人生は分かれてだんだんと遠くなっていくように価値観や積み上げてきたものに大きな差が生まれて、噛み合わなくなっていきます。

また、悪い友達が周囲にいれば向上心が削がれたり、やること為すことを否定されたりすることもあり得ます。

ただし、意識の高いような高め合う友達がいれば、有益な情報を交換し合え、モチベーションを挙げるきっかけにもなると思います。

ですので、お互いにとってメリットがある良い関係が築ける友人を厳選するのが理想だと思います。

9.誰にでも好かれた方が良い

おそらくそのようなことはできないと思います。

人は皆プレイヤーであり、全員が都合の良いように受け取ってくれるとは限りません。

ビジネスでは、誰かがお金を得ている時点で、誰かがお金を払っているため、全員が得をするようにはできていません。

状況によって誰かが喜ぶこともあれば、誰かが良く思わない状況もあります。

ここで個人的なエピソードを持ち出します。

社会人になる前に、大学外で実習をする機会がありました。

私の実習指導として指導担当の方が一人ついてくださいました。

さらに実習を取りまとめている方(ここでは主任とします)がさらに(指揮系統で言えば)上の立場になっていました。

実習の帰宅時間である18時になりそうでしたが、指導担当の方が忙しく、なかなか打ち合わせができない状況でした。

指導担当の方と打ち合わせをして認識のすり合わせをしようかなと思っていましたが、主任の方に呼び出され、原則の帰宅時間だから帰るように指示を受けました。

主任:「帰宅時間の18時になるのでそろそろ帰るようにしてください。」

自分:「(指導担当)さんがいらっしゃらないみたいで、お声かけしようかと思っていたんですが・・・」

主任:「書置きなどを残して帰るようにしてください。後は明日にお願いします。」

自分:「承知しました。」

このような会話をした後、書置きを残してその日は帰りました。

そして翌日、指導担当の方とお話をしました。

指導担当:「昨日は何で帰ったんですか?」

自分:「お声掛けしようと思ったんですが、(主任)さんに帰宅時間だから書置きを残して帰るように指示を受けたため、帰りました。」

指導担当:「ふーん。まあ、残っても良かったんじゃないかと私は思いますけどね。」

今となっては、真実はわかりませんが憶測すると、
担当の方の考えとしては、現場では18時以降も残ることが慣習という認識だったのかもしれません。

一方で、主任の方は実習ということで、慣習ではなく、正式な時間で動くように気を使っていたのかもしれません。

主任と担当が会話をして認識を合わせていれば違う結果になっていたかもしれません。

私が18時以降も待っていれば良かったかもしれませんし、逆に残っていたら主任に詰められていたかもしれません。

また、翌日に担当の方に強く主張すれば伝わったかもしれませんし、逆に事態が余計に悪くなっていたかもしれません。

さらに、担当の方は元々このような口調を使う方で、実はそんなに気にしておらず私の杞憂だったかもしれません。
反対に、実は内心煮えくりかえっていた可能性もあります。

今回、誰が悪いとか議論したいわけではなく、立場の違いによって受け取り方が変わるため、全員を100%納得させることはできないという例えでした。

ただし、横柄な態度を取ることを推奨しているわけではありません。

あくまでも善意をもって取り組み、明らかな落ち度が無かった場合、結果として良く思われなくてもあまり悲観することは無いと思います。


今回の記事は以上です。

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