Ctrl+F Ctrl+R SAS サクラエディタ

【SAS】SASで良く使うテクニック。その12「Ctrl+F」「Ctrl+R」~特定の文字列を検索、置換~【サクラエディタ】

投稿日:

今回はSASで良く使うテクニックということで、特定の文字列を検索、置換したい時は、「Ctrl+F」「Ctrl+R」が役に立つ理由を解説していきます。

以下のようにテーブルがあったとします。(参考:【SAS】”nは本来使用できない文字を使用可能にする。 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)



/* id4 */
data data1;
  id1=1111; id2=1111; id3=1111; id4=1111;
    output;
run;

data1からid1,id2,id3,id4を選択して抽出するSQL文が以下のようにあったとします。(参考:【SAS】”nは本来使用できない文字を使用可能にする。 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)



proc sql;
   create table data2 AS
   select  t1.id1,
           t1.id2,
           t1.id3,
           t1.id4
   from data1 t1;
quit ;

この上記のSQL文を以下のSAS文にリメイクしたいとします。(format文:【SAS】FORMATはカラムの出力順を制御できる | ビジネスイッチ (how-to-business.com)


data data2;
  format id1
         id2
         id3
         id4;
set data1;
run;

このとき、「t1.」「,」はSQLでは必要でしたが、SASでは不要なため、消したいです。

そこで、一つ一つ消すのも手段の一つですが、もっとスマートなやり方があります。

ここで検索、置換を使う訳です。

BeforeのSQL文をサクラエディタに貼り付けます。

「Ctrl+F」を押し、条件に「t1.」を入力後、該当行マークを押下します。

すると、「t1.」の部分が黄色くマーキングされます。

まずは、この検索機能で確認し、一括置換をしても問題が無いか確認をします。

問題が無ければ、今度は「Ctrl+R」を押下して置換機能を使います。

置換前に「t1.」を入力した状態で「すべて置換」を押下します。(文字列を消したいので、置換後は空欄にしておきます。)

すると、以下のように「t1.」が無くなります。

同様に「,」も消し去れば、「t1.」「,」は無くなるので、

後は必要な箇所を書き換えれば、SAS文の出来上がり。

-Ctrl+F, Ctrl+R, SAS, サクラエディタ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】INTNX関数は指定期間の条件を満たす日付けを返す。

今回はINTNX関数について解説します。 /* intnx_1 */ data data1; Id1 = intnx(“YEAR”,’16jan2022’d,1); format Id1 yymmdd …

【SAS】SQLにおける複数テーブルの結合 その2【INNER JOIN】

今回も複数テーブルの結合について解説します。 前回の記事、【SAS】SQLにおける複数テーブルの結合 その1【UNION ALL】 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)の続き …

【SAS】WHEREステートメントはIFステートメントと同様に処理条件を設定できる。(分岐)

今回はWHEREステートメントについて解説します。 /* where */ data data1; Id1=1111; Char1=”AAAA”; output; Id1=2222; Char1=”B …

SAS Base Programmingの資格を取りました。試験の流れを解説します。[出題された問題のリークも]

仕事でSASというプログラミング言語を使用してるのですが、 SASの資格を欲しいと思って先日、SASの試験Base Programmingを受けてきました。 2021年内に2回受験をして、 1回目は不 …

【SAS】%SYSFUNC関数はデータステップの外でも関数を使えるようにする。その2(%LETステートメント中の挙動)

今回は%SYSFUNC関数について、%LETステートメント中の挙動に着目して解説します。 /* substr */ %let a = substr(123456789, 2, 4); data dat …