%MACRO %MEND SAS

【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その4 引数違いの同名マクロは区別できない。【%MEND】

投稿日:

今回は引数違いの同名マクロについて解説していきたいと思います。(事前に読んでおきたい記事:【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その3 マクロには引数を設定できる。【%MEND】 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)


/* act1_1 */
%macro act1;

  data data1;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;



%macro act1(no);

  data data&no.;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;



%macro act1(no1,no2);

  data data&no1.&no2.;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;


%act1;

  • %macro~%mendでマクロを定義することができる。
  • %act1でマクロを呼び出している。
  • 呼び出されるマクロは「act1(no1,no2)」
  • 引数が無いため、データセット名は「DATA」

/* act1(no)_1 */
%macro act1;

  data data1;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;



%macro act1(no);

  data data&no.;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;



%macro act1(no1,no2);

  data data&no1.&no2.;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;


%act1(2);

  • %macro~%mendでマクロを定義することができる。
  • %act1(2)でマクロを呼び出している。
  • 呼び出されるマクロは「act1(no1,no2)」
  • 引数は2のため、no1に”2″が入り、データセット名は「DATA2」

/* act1(no1,no2)_1 */
%macro act1;

  data data1;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;



%macro act1(no);

  data data&no.;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;



%macro act1(no1,no2);

  data data&no1.&no2.;
    id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
      output;
    id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
      output;
    id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
      output;
  run;

%mend;


%act1(3,4);



  • %macro~%mendでマクロを定義することができる。
  • %act1(3,4)でマクロを呼び出している。
  • 呼び出されるマクロは「act1(no1,no2)」
  • 引数は3,4のため、データセット名は「DATA34」

引数の数だけが異なり、同名マクロだった場合、一番最後に定義したマクロが実行された。

(引数の数による区別はできない。)

(参考:【SAS】%MACROはマクロを定義することができる。その2 同名マクロによる再定義【%MEND】 | ビジネスイッチ (how-to-business.com)

-%MACRO, %MEND, SAS

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その2~ELSE IF、ELSE~

前回はIF文のオーソドックスな構文を解説しましたが、今回はELSE IFとELSEを使った構文についても解説していきます。 (参考:【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1 | ビジネス …

【SAS】SASで良く使うテクニック。その6 「名前ボックス」~指定したセルに飛びたい時~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、指定したセルに飛びたい時は「名前ボックス」が役に立つ理由を解説していきます。 以前の記事で「Ctrl+R」や「Ctrl+D」を用いた例を紹介してきました。 …

【SAS】ATTRIBによる形式変換とPUTによる形式変換の違いを解説

今回は、ATTRIBによる形式変換とPUTによる形式変換の違いを解説します。 結論:ATTRIBは入力項目が数値型、文字列型どちらにも対応できるが、    PUTは入力項目が数値型の時しか使えない。 …

【SAS】TRANSPOSEは縦持ち、横持ちを変換できる。その2

今回もTRANSPOSEについて解説します。 前回は縦持ち⇒横持ちにする流れで解説してきました。 【SAS】TRANSPOSEは縦持ち、横持ちを変換できる。その1 今回は横持ち ⇒ 縦持ちの流れに沿っ …

【SAS】0による除算【SAS Base Programming対策3】

今回は0による除算(割り算)を解説します。 数学では「0で割れない」とか、極限の単元だと「∞に発散する」とか言われますが、SASで0による除算を行うとどうなるのか触れていきます。 知ってるか知らないか …