SAS UPCASE

【SAS】UPCASE関数は文字列を大文字化する。

投稿日:2021年12月6日 更新日:

今回はUPCASE関数について解説します。


/* upcase */
data data1;
  Id1=1111; char1="US"; char2="aaa";
    output;
  Id1=2222; char1="Us"; char2="aaa";
    output;
  Id1=3333; char1="uS"; char2="aaa";
    output;
  Id1=4444; char1="us"; char2="aaa";
    output;
  Id1=5555; char1="1"; char2="aaa";
    output;
  Id1=6666; char1=""; char2="aaa";
    output;
run;

data data2;set data1;
  char2 = upcase(char1);
run;

  • upcaseにより文字列の中身を大文字化できる。
  • 部分的に大文字、小文字でも全て大文字化する。

/* 変換元数値型 */
data data1;
  Id1=1111; char1=111; char2="aaa";
    output;
run;

data data2;set data1;
  char2 = upcase(char1);
run;

  • upcaseにより文字列の中身を大文字化できる。
  • 変換元の変数が数値型の時は、変換後の変数内は欠損値となる。

/* 変換先数値型 */
data data1;
  Id1=1111; char1="aaa"; char2=111;
    output;
run;

data data2;set data1;
  char2 = upcase(char1);
run;

  • upcaseにより文字列の中身を大文字化できる。
  • 変換先の変数が数値型の時は、変換後の文字列を入れる事ができないため、Nullとなる。

/* 変換元数値型、変換先数値型 */
data data1;
  Id1=1111; char1=111; char2=111;
    output;
run;

data data2;set data1;
  char2 = upcase(char1);
run;

  • upcaseにより文字列の中身を大文字化できる。
  • 変換前、変換後両方とも数値型のときは、変化が無い。

/* if文 */
data data1;
  Id1=1111; char1="US";
    output;
  Id1=2222; char1="Us";
    output;
  Id1=3333; char1="uS";
    output;
  Id1=4444; char1="us";
    output;
  Id1=5555; char1="1";
    output;
  Id1=6666; char1="";
    output;
run;

data data2;set data1;
  if upcase(char1) = "US";
run;

  • upcaseにより文字列の中身を大文字化できる。
  • if文の条件としても使える。

-SAS, UPCASE

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