今回はWORKライブラリについて解説します。
libnameを使わなくてもデフォルトで存在するライブラリです。
そのため、libnameを使わずにworkライブラリを使用することができます。
/* libnameで定義しなくても使える */
data work.data1;
id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
output;
id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
output;
id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
output;
run;
- libnameを使わずにworkライブラリを使用することができる。(libnameの参考:【SAS】LIBNAMEはディレクトリパスをライブラリに割り当てる | ビジネスイッチ (how-to-business.com))
さらにworkライブラリに関しては「work」「WORK」の文言を抜いても使用できます。
つまり、ライブラリを明記していない場合は、デフォルトでworkライブラリと見なされます。
/* work無くても使える */
data data1;
id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
output;
id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
output;
id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
output;
run;
- libnameを使わずにworkライブラリを使用することができる。(libnameの参考:【SAS】LIBNAMEはディレクトリパスをライブラリに割り当てる | ビジネスイッチ (how-to-business.com))
- ライブラリを明記していない場合は、デフォルトでworkライブラリと見なされる。
現在、workにデータセットDATA1が格納されていますが、セッションが切れるとworkライブラリのパスが変わるため、データセットDATA1は消失します。
試しに更新ボタンを押してみます。
workライブラリ内のDATA1が無くなっていることが分かります。
パスも更新前後で変化していることが分かります。
セッションが切れた後もデータセットを使用したい場合は、SASUSERなど他のライブラリに格納する必要があります。