SAS _NULL_

【SAS】_NULL_は出力しないデータセット文を作るのに便利。

投稿日:2021年10月16日 更新日:

今回_NULL_について解説します。

実は前回の記事で使用していた文法です。

単元は分けた方が良いと思ったので、別記事として取り上げます。


/*正常形*/
data _NULL_;
  call symput("kyo",put(today(),yymmdd10.));
run;

%put &kyo.;
  • 1列も含まないデータセットは出力する必要がないので、_NULL_を使う。

/*data1*/
data data1;
  call symput("kyo",put(today(),yymmdd10.));
run;

%put &kyo.;
  • 1列も含まないデータセットをdata1として出力すると「開けません」とメッセージが表示される。
  • ログを見ても動作自体は変わらない。

-SAS, _NULL_

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【SAS】SASで良く使うテクニック。その9 「Alt+E+S+V+E」~縦横の並び替えを行いたいとき~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、縦横の並び替えを行いたい時は、「Alt+E+S+V+E」が役に立つ理由を解説していきます。 具体的な使用場面は、 データセットの場合、カラムは横並びですが …

【SAS】%SYSFUNC関数はデータステップの外でも関数を使えるようにする。

今回は%SYSFUNC関数について解説します。 /* sysfunc_1 */ %put %sysfunc(substr(123456789, 2, 4)); %sysfuncにより、関数をデータステ …

【SAS】WHEREステートメントはPRINTプロシージャ内で使用ができる。【IFステートメントは使えない】【SAS Base Programming対策6】

/* where */ data data1; Id1=1111; Id2=1111; Id3=1111; output; Id1=2222; Id2=2222; Id3=2222; output; …

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その4~THEN DO, ELSE DO~【END】

今回はIF文の分岐で、複数の命令を実行する方法について、解説していきます。 【併せて読みたい記事】 【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1 | ビジネスイッチ (how-to-busi …

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その2~ELSE IF、ELSE~

前回はIF文のオーソドックスな構文を解説しましたが、今回はELSE IFとELSEを使った構文についても解説していきます。 (参考:【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その1 | ビジネス …