ELSE DO END IF SAS THEN DO

【SAS】IFステートメントは処理を分岐できる。その4~THEN DO, ELSE DO~【END】

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今回はIF文の分岐で、複数の命令を実行する方法について、解説していきます。

【併せて読みたい記事】


/* then do_1 */
data data1;
 id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
   output;
run;

data data2; set data1;
  if id1 = "1111" then do;
    id4 = "1111";
    id5 = "1111";
  end;
  else if id1 = "2222" then do;
    id4 = "2222";
    id5 = "2222";
  end;
  else do;
    id4 = "3333";
    id5 = "3333";
  end;
run;
  • then do~end, else do~endを使う事で、複数の命令文を実行できる。
  • 最初のifステートメントがTRUEであるため、id4 = “1111” id5=”1111″となる。

/* then do_2 */
data data1;
 id1="2222"; id2="2222"; id3="2222";
   output;
run;

data data2; set data1;
  if id1 = "1111" then do;
    id4 = "1111";
    id5 = "1111";
  end;
  else if id1 = "2222" then do;
    id4 = "2222";
    id5 = "2222";
  end;
  else do;
    id4 = "3333";
    id5 = "3333";
  end;
run;
  • then do~end, else do~endを使う事で、複数の命令文を実行できる。
  • 第2文のelse ifステートメントがTRUEであるため、id4 = “2222” id5=”2222″となる。

/* then do_3 */
data data1;
 id1="3333"; id2="3333"; id3="3333";
   output;
run;

data data2; set data1;
  if id1 = "1111" then do;
    id4 = "1111";
    id5 = "1111";
  end;
  else if id1 = "2222" then do;
    id4 = "2222";
    id5 = "2222";
  end;
  else do;
    id4 = "3333";
    id5 = "3333";
  end;
run;
  • then do~end, else do~endを使う事で、複数の命令文を実行できる。
  • 第3文のelse doステートメントがTRUEであるため、id4 = “3333” id5=”3333″となる。

/* end無し_1 */
data data1;
 id1="1111"; id2="1111"; id3="1111";
   output;
run;

data data2; set data1;
  if id1 = "1111" then do;
    id4 = "1111";
    id5 = "1111";
  else if id1 = "2222" then do;
    id4 = "2222";
    id5 = "2222";
  else do;
    id4 = "3333";
    id5 = "3333";
run;
  • then do~end, else do~endを使う事で、複数の命令文を実行できる。
  • DOブロックに対して、ENDで閉じてないとエラーとなる。

-ELSE DO, END, IF, SAS, THEN DO

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