Excel

For Eachの使い方

投稿日:2020年4月12日 更新日:

今回はVBAのFor Eachについて解説します。

シート上は特に準備することが無く、以下のソースコードを実行します。


Sub For_Each()                          'For Each プロシージャ

    Dim cell_A1_A5 As Range             'Range型の cell_A1_A5 を宣言する。
    
    Dim s As Range                      'Range型の s を宣言する。
    
    With ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")          '「 ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1") 」の記述を省略できる
    
       Set cell_A1_A5 = .Range(.Cells(1, 1), .Cells(5, 1))  'このファイルのSheet1シートの A1~A5 を cell_A1_A5 に代入する。
                                                                                            
    End With                                        'End Wih

    For Each s In cell_A1_A5                        'In cell_A1_A5 に含まれるセルの数だけ For Each がループされる。

        MsgBox s.Row                                '行位置を表示する。

    Next                                            '次の要素へカウントアップ

End Sub                                             'For Each プロシージャの終わり

A1セルからA5セルをcell_A1_A5とし、For Each文によってcell_A1_A5内の各セルをsとして行位置をメッセージ表示する処理を5回繰り返します。

実行すると1~5とメッセージ表示されることがわかります。

なお、以下の過去記事と組み合わせることで入力したすべてのセルの背景色を黄色くすることもできます。

-Excel

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

DoEvents(マクロ実行中に画面操作する)

VBAの学習で、DoEventsを使ったシステムを作成したので今回記事にします。 まずは、シート上を以下のように準備します。 そして以下のソースコードを記述し、実行していきます。 Public Sto …

【SAS】SASで良く使うテクニック。その6 「名前ボックス」~指定したセルに飛びたい時~【Excel】

今回はSASで良く使うテクニックということで、指定したセルに飛びたい時は「名前ボックス」が役に立つ理由を解説していきます。 以前の記事で「Ctrl+R」や「Ctrl+D」を用いた例を紹介してきました。 …

日付と時刻の取得

VBAで現在の日付と時刻を取得する方法をご紹介します。 日付や時刻の取得には以下の関数が使用できます。 取得するもの 関数(引数) 日付 Date 年 Year(Date) 月 Month(Date) …

ファイルを移動させる[Name … As …]

今回はVBAでファイルを移動させる方法について記事にします。 まずはソースコードを準備します。 Sub ファイル移動() before_file_path = ThisWorkbook.Workshe …

Excelのリスト化でファイルが壊れる件

訳あってVBAでセルをリスト化する機会があり、今回はその時躓いたことを記事にしました。 [目次] 1.起こったバグ2.原因3.対処法 1.起こったバグ セルをリスト化するものとして、今回は以下のソース …